昨日7月7日、駐日ローマ法王庁特命全権大使ジョゼフ・チェノットゥ大司教さまが大分のカトリック大分教会、そして竹田市を訪問されました。教会の御ミサでは、修道会の方や信徒の方々が集まり、天使のミサのグレゴリオ聖歌が響き渡り、大変感動的な時間でした。大司教さまへのプレゼントとして歌われた教会幼稚園の子供たちの歌もとっても上手で、びっくりしました。
貴重な御ミサにあずかることができて本当に幸せな時間でした。
教会を後にした大司教さまは、キリシタン遺跡がたくさん残されている大分県の竹田市へ。
歴史資料館や、キリシタン縁の場所、洞窟礼拝堂など訪問されました。
竹田市の長湯温泉にあります大丸旅館
竹田で毎年11月に行われる、灯籠のお祭り「竹楽」で3年前からチェレステ楽団のライブをさせて頂いているのですが、そのご縁で、竹田市の長湯温泉にあります「大丸旅館」での大司教さまの歓迎懇親会で、演奏させていただきました。
創業大正6年からつづくこの大丸旅館。
全国的にも大変人気のお宿でとっても素敵でした。
女将さんをはじめ、皆さん大変あたたかい方々ばかりで、大切なお客様をお迎えし大忙しの中でも、私たちにまで気をつかって下さり、本当に感謝でいっぱいです。
いつか家族みんなで泊まってみたいなあ~。
そしてここの温泉は格別です。
私は長湯温泉が大好きで、毎日入りたくてここに住みたいなあといつも憧れていました。私の実家では、長湯近くの「おづる」というところの水を月に2回は汲みにやってきて、帰りに長湯温泉につかって帰ります。なんだかこの温泉は体に良さそうだなあと、ずっと思っていましたが、なんとここ長湯温泉の水は、キリシタンの時代、宣教師たちがここに立ち寄り、聖水として使っていたそうです。ワインに混ぜて、病気の方に飲ませていたそうです。フランスのルルドの水のように、奇跡のように病気が治ったとか。わ~びっくり。今元気でいられるのはそのおかげかもしれません。
そして、そんななじみの場所で、大司教さまをお迎えして演奏させていただけるなんて、なんというご縁なのでしょう。
会場でリハーサル。
心を込めて「ナミダ」「白いユリの花」「月の祈り」を歌わせて頂きました。
胸がいっぱいの素敵な時間でした。
言葉になりません。
穏やかなまなざしのジョゼフ・チェノットゥ大司教さま。
お忙しい中、大分に来て下さり、たくさんの方々に愛と励ましを与えて下さいました。そして雨の中、お疲れの中でも、笑顔で皆さんに接していらっしゃるお姿に大変感動しました。
朝の御ミサでキリストの教えを伝えてゆく事の大切さを語られていました。
私も音楽で、愛にあふれたイエスさまの教えを伝えてゆく事ができたら幸せだなあと思いました。
本当に本当にありがとうございました。
こんな素敵な機会を与えて下さった竹田の方に心から感謝申し上げます。