今年の夏の終わり、自分を見つめ直す旅へ行きました。
あんまり素敵な思い出で、ぼんやり浸っていましたら月日が流れてしまいました。
少し時間が経ちましたが、今年が終わる前に振り返ってみたいなあと思います。
お彼岸の頃お墓参りに岡山へ行き、次のコンサートまで大分時間がありましたので、思い切ってあまり行った事のない紀伊半島へ行く事に。
でもトシオさんも私も少し体調を崩していて、喉も鼻もじゅるじゅる。何をしても気分が優れず、ただただ移動してお休みしてを繰り返し旅をしていました。
兵庫や、大阪の都会をぬけ、奈良へ。
その頃から少し調子も戻ってきました。
そうしたらなんだか法隆寺に行きたくなって行ってみる事に。
法隆寺は中学校の修学旅行以来。
とってもお天気が良く、久しぶりにわくわく。
車を止めて、門のところへ行くと、優しそうなおじさんがご案内いかがですか〜。と話しかけてくれました。なんだか素敵な予感。是非お願いする事に。
中門
素敵な眺め〜。
たくさんの黄色い帽子の幼稚園生が、
遠足に来たのかなあ。近くに世界遺産があるなんてすごいなあ〜。
日本に残っている最古の金剛力士像
土壁が不思議と心癒してくれます。
金堂と五重塔
修学旅行生がありんこのようにきれいに列をなしていました。
ご案内して頂いた岡村さん。
私たちだけでは、ふらっと見逃してしまうところをとっても興味深く教えて頂きました。
この柱は一本の大木を4つに割った一つ。どれだけの巨木が贅沢に使われていたのかが分かります。
木目が斜めになっているのは、木が成長するときに雨風に耐えてきたしるし。まっすぐにのびているものより頑丈なんですって。そして、木の下の方は雨風で木が痛んだところに、職人さんが細かく細い木を埋め込んで修復しているのだそうです。日本の木工技術は素晴らしいなあ〜。
こんな風に岡村さんがいろんな事を教えて下さいました。
回廊が美しかった〜。
虹の道。
不思議なお地蔵さんにもお祈りもしました。
夢殿
聖徳太子のお住まいであった斑鳩の宮跡に建てられた八角円堂の建物。
太子が夢の中で金人(仏)に出会ったという伝説から名づけられたそうです。
楠の古木
中宮寺
聖徳太子が母のために建立したとされる日本最古の尼寺です。
あの「考える像」として、世界三大微笑像として有名な「如意輪観音菩薩」があの奥にいらしゃいます。
季節外れの山吹の花が咲いていました。
今年のおかしな気候のせいでしょうか。
法隆寺の事なら何でも知っている岡村さんもこれだけは納得いかないなあと首を傾げていました。
見所満載の法隆寺。
興味深い事がいっぱいできりがなくて、紹介しきれません。ごめんなさい。また魅力的な物ほどお写真に撮ることができないので、、、
でもすっかり飛鳥時代の仏像のファンになってしまいました。美しくてうっとりしてしまいます。
拝み、仏像を見上げた時のあのやさしい微笑みがどれだけの人の心を救った事でしょう。
心が寂しくなったときには、法隆寺の仏像に会いに行きたい。
是非、足を運んで見て下さい。大好きになりますよ〜。
岡村真門さん
朝の9時からお昼までずっとご案内して頂きました。
知らない事がたくさんの私たちにも分かりやすく、楽しくいろんな事を教えて頂きました。
ボランティアガイドさんの一番人気だそうです。
そんな方に、運良くご案内して頂けるなんて、本当に充実した幸せなひとときでした。
毎日毎日法隆寺に来るお客様のために、、、
本当に頭の下がる思いでいっぱいです。
手にしたバックは、色を説明するために娘さんが手作りしたくれたのだそうです。
とってもうれしそうに話して下さいました。
チェレステカラー!!
分野は違うけれど、空からの仲間に出会ったようでうれしかった〜。
岡村さんのおかげで、法隆寺が特別の場所になりました。
本当にありがとうございました。