たけた竹灯籠祭り「竹楽」


大分県竹田市の竹の灯籠祭り「竹楽」が今開催中です。
ここは竹楽を代表する「十六羅漢」のある場所。

ここ「十六羅漢」で11月16日夕暮れ時、オープニングセレモニーがあり、点灯時の音楽をチェレステ楽団が担当させて頂きました。赤く色づくもみじの木の下で、後ろには「十六羅漢」さまが見守って下さり、気持ちよく演奏することができました。観音寺のある階段から子供たちが灯りを持って降りてきて、演奏が終わると「サンチャゴの鐘が」ゴーンゴーンと鳴り響きました。

今年の「竹楽」はお天気に恵まれ素敵な幕開けとなりました。

そして、武家屋敷の方へ移動させて頂いて「竹田創生館」というところでチェレステ楽団ライブをさせて頂きました。

今度は甲冑たちに見守られての演奏です。

2ステージの前には、竹田のケーブルテレビさんの中継もあり大変緊張しましたが、演奏させて頂きました。リハーサルから、オープニング、テレビ中継、2ライブにと長い一日でした。日が暮れるとさすがに気温も下がりましたが、穏やかな風に灯籠も消える事なく、指もなんとか動いて、楽しく演奏出来ました。
また、旅で出会いました方とわんちゃんも来て下さり、とってもうれしかった〜。県外の方々もたくさん来ていらして、関東の方や関西の方、イギリスのかたなど本当に竹楽は世界的になりましたね〜。すごーいです。

無事に演奏も終わりました。
ロウソクの火が消えないうちに私たちも灯りの中へ

 

 

お祭りのスタッフさんが1日中街を歩いてお祭りの無事を見守ります。
本当にご苦労様です。
今年の夏、水害に遭われた竹田。
こんな時だからこそと、立ち上がり、みんなの心が一つになりました。
今年で「竹楽」のお祭りは13回目を迎えました。竹資源が豊富に自生する竹田は、古来より建築材料や日用雑貨等に使用されてきましたが、近年竹の需要は激減し、竹林の荒廃が進んでいるそうです。そこで里山を守るため440haある竹山を、毎年100分の1ずつ切る運動をはじめました。この運動の輪が幾世代までも繋がることに願いを込めて1本いっぽんの竹灯篭に火を入れていきたいと考えているそうです。そしてその竹はこの後炭となって、最後まで利用されるそうです。

小さな小さな竹田の街に2万本の灯り。
小さな町だからこそ出来る事。住民みんなで作り上げ、お迎えするお祭り、それをしっかり見せて下さいます。思いのこもった灯りは、平和で優しい気持ちにさせてくれます。

昨年演奏させて頂きましたキリシタン洞窟礼拝堂。
今年は水害の影響で洞窟の中が崩れ落ちる危険があるので、演奏は出来ませんでしたが、本当に美しい灯籠の灯りに感動しました。ここへまた導いて下さりありがとうございます。
そして今年もまたたくさんの出会いをいただきありがとうございます。

今日の夜、明日とまだまだお祭りは続きます。
小さな町だから歩いて街中を散策できますよ。
是非訪れてみて下さい。


About

空からの恵みや小さな幸せを紡ぎ、音楽・デザイン・映像制作をしています。チェレステとはイタリア語で天空という意味があります。


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