竹楽の灯りの中で


今日は本当に夢のような時間でした。
大分の竹田にあります竹田町商店街城下町で「竹楽」というお祭りに参加してきました。
昨日はあいにくの大雨でしたが、今日は昼頃から雨が上がり、青空が広がる素晴らしいお天気へと変わりました。

 

普段は静かな古い街並みも至る所に竹の灯籠が灯され、大勢の観光客が訪れます。
町中の方々がこの時のために1年間かけて準備をします。
お天気が回復して皆さんうれしそうでした。
本当にご苦労様です。

お祭りの3日間、街のあちこちでいろんなイベントが行われます。
チェレステ楽団は「キリシタン洞窟礼拝堂」前で演奏です。
といっても今日は残念ながらトシオさんが私事で上京中ですので、
私の姉に詩の朗読で参加していただきました。
音響など自分でセットしなければならないので、ちょっと大変でしたが、
町の方と家族の協力でなんとかセットすることができました。
日も暮れて、灯籠に灯りが灯され、街は幻想的な雰囲気に包まれます。

 

 

 

 

 

竹林の中にひっそりと「キリシタン洞窟礼拝堂」はあります。
戦国時代末期の岡城主、志賀親次は熱心な切支丹だったので、
この近くには切支丹が住んでいたそうです。
灯りをたどり斜面を登ってゆくと、
大きな岩の中に礼拝堂と、司祭様が住んでおられた洞窟があり、
その洞窟の中で演奏をさせていただきました。

今日は本当に奇跡的にお天気も良く、夏のように温かい日でした。
夕方から少し風が吹いてとても気持ちのよい気温で、寒さのために手がかじかんでしまうのではと心配していたハープも奏でることが出来ました。
洞窟の中に音が響き、とても神聖な気持ちになりました。
音楽がどこかに吸い込まれてゆくような感覚。
そして柔らかい灯りのなかで、優しいマリア様が見守って下さっているような。
大変心穏やかに演奏することができました。

そして姉の朗読も良かった〜。
姉の読む声が自分とそっくりな声なので、なんだか自分が朗読しているような不思議な感覚でした。
姉妹でこんな時間を持てるなんて〜うれしかった〜。
昔一緒に歌ったり踊ったり演技してみたり、いろいろしたけれど、
大人になってもこんな事しているなんて、、、なんだか面白い。
二人で、ゆっくりこの時を味わいました。
あ〜本当に夢のようなひとときでした。

たくさんの方が立寄り、耳を傾けて下さり、また温かい言葉をかけて下さり、
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
明日もよい天気ですので、きっと素敵な千秋楽となることでしょう。
是非お時間ありましたら、立ち寄ってみて下さい。
心がほっと温かくそして優しい気持ちになれますよ。

洞窟礼拝堂の内部。
遠い祈りが聞こえてきます。

帰り道には十字の灯籠が灯されていました。
このあたたかな光に包まれて、また明日からもあなたのお導きのままに進んでゆけますように、
どうぞ見守っていて下さい。


About

空からの恵みや小さな幸せを紡ぎ、音楽・デザイン・映像制作をしています。チェレステとはイタリア語で天空という意味があります。


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