3月11日(土)さとううさぶろう&ふじのよしあき コラボセミナー&コンサート
「時代はワンネス、つながろう未来へ!」
とっても素敵な会に参加させていただきました。

うさとの服のデザイナー「さとううさぶろう」さんとオーガニック野菜の宅配ファイン「ふじのよしあき」さんがみなさんに伝えたい「大切な事」を語るコラボセミナー。
私たちチェレステ楽団も演奏させていただきましたよ~。
はじまりはタイのチェンマイで製作されている「うさと服」の出来るまでを、手仕事や、自然、生活の音と静かな音楽だけで綴られた、優しい風を感じる映像を見させていただきました。
糸を紡ぎ、色を染め、機織りし、一枚の布になる愛おしいほどの手仕事の中に、生きることの永遠を感じ、大地やお日様香りまで伝わるとっても美しい映像でした。

そして、うさぶろうさんのお話。
うさぶろうさんの思いが込められ、大切に作られた布から、形になる「うさとの服」。
来られた方のほとんどの方が、うさと服を着られていましたが、どれ一つ同じ形はなく、まるでその人のために作られたかのように、皆さんお似合いでびっくりしました。
着る人までが、服を完成させる制作者、と語るうさぶろうさん。体に心地よいお洋服たちがリラックスさせているのでしょう、それぞれの方の素直な心を映し出すかのようで、皆さん輝いておられました。また、不思議な体験をされているうさぶろうさんの素敵なお話にあっという間に時間が過ぎてゆきました。もっと聞きたい~。そしてなんと、うさぶろうさんとトシオさんは北海道の南富良野出身で、同郷だったことがわかり、とっても嬉しかった~。うさぶろうさんとトシオさんの子供のような純粋な目は、あの南富良野の自然を心に持っているからなんだなあと感じました。

チェレステ楽団の演奏。
3、11、東日本大震災から6年目を迎えた日です。悲しみやなくしたものは多くかったけれど、それよりも生きるということに目を向けて、自分たちの意思で歩き始めるきっかけになった大震災。自分の心に問いかけながら、自分の音に向き合った一生懸命の6年でした。時には失敗したり、くじけそうになったり、いろんなことがありましたが、そんな私たちさえも大きく包んで、見守り、応援してくださる方々に感謝の気持ちを込めて、そしてこうして音楽人生を歩ませていただいていることに幸せをかみしめながら演奏しました。
たくさんの方々にあたたかな声をいただき、目指している方向が同じである方々に出会えたことが本当に嬉しかった。ありがとうございました。

最後にファインのふじのよしあきさんのお話会。
食を通して、生きることの大切さを身を以て伝えてくださり、涙涙の感動の時間でした。
余命1年の癌を宣告されたふじのさん。自分自信の治癒力を信じ、直してゆくことを決心された心の強い方です。大変な時なのに、私たちのことまで気遣って下さり、こうして演奏させていただける機会を作ってくださり、本当に心のあったかい方です。「よいと思った方へと子供のようにずんずん突き進んでゆくふじのさん」とスタッフの皆さんが話しておられましたが、そのふじのさんを支える奥様がまたとってもステキで、私たちの憧れの夫婦です。
ふじのさんと。
「みんな全て一つにつながっています。だからまずは自分のことをたくさん愛してあげてください」
そう語るふじのさんの言葉がみんなを優しく包み込み一つに。
本当に心に残る素敵な時間をありがとうございました。