世田谷公園に初めて訪れました。
新緑が綺麗で、平日の午後をゆっくり過ごす人たちや、子供たちが木陰でまったり。
シャクナゲの花が見事に咲いています。
今日は高山辰雄展を見に来ました。私の地元大分では画家といえば高山辰雄。小学校ではみんな、毎年高山辰雄コンクールのために絵を描きます。コンクールで賞を取るのは、とっても大変です。もちろん私は取ったことはありません、、。でもおかげでとっても身近な存在です、、が。どんな絵を描く人なのかの教育はされておらず、高山さんの絵はほとんど見たことがありませんでした。大人になって、高山さんの画集を見たときにあまりに美しくていつか原画が見たいなあと思っていました。
大分美術館でも展示されるそうですが、一足先に。前期、後期とあって、今回は前期の方ですが、大作の数々に大満足しました。「人間」というテーマでしたが、人間だけでなく、すべてのもの、植物も靜物も人間のように描きたいという思いで、描かれているそうです。お花のひとつとっても、人柄を感じるような、また、描く方のそのものへの愛情が伝わる素晴らしい絵画の数々でした。日本画の岩絵の具の独特の光が、そのあたりの空気まで染め、聖なる音楽が聞こえてくるような、体ごと絵の中に入っているような、教会でお祈りをしているような感覚がしました。これは本当に素晴らしい!トシオさんも私もすっかりファンになってしましました。
美術館のカフェにて。
いつも美術館へ行くとゆっくり眺めているだけなのに、後からどっぷり疲れが出てくるのですが、あんまり良かったので大変癒された心地でした。
トシオさんも大変気に入ったようで、感想も止まらず、大好きなガレットをいただきながら二人で大興奮で語り合いました。
その後、銀座の教文館へ。絵本の「小さいおうち」の展示や、バッハの楽譜の展示など素敵な催しがされていました。普通の本屋にはない、キリストグッツや本がたくさん置いてあるので、あっという間に時間が過ぎていきます。
銀座のスペイン料理やさんより
以前チェレステ楽団が借りていた「ヘイズ」というシェアオフィスのオーナーの平田さんとご一緒させていただきました。アウトドアの達人平田さんは、私たちが旅を始める時、サバイバル術をいろいろ教えてくださり、大事なグッツを譲っていただいたり、本当にお世話になっています。今ではほとんど東京の電車など乗ることがないのに、地下鉄の駅でばったり会ったりするので、よほどご縁があるのかなあと感じています。
私たちがその時に必要であろうことを、的確に理解し、アドバイスてくださる直感の方。たくさんのお話の中で、生きるヒントがたくさん転がっています。いつもはっと目覚めさせてくださる平田さんが今夢中で通っている山へお誘いいただき、またお話の続きはそこで~。
ステンドグラスに高山辰雄展、教文館にヘイズ、盛りだくさんの1日。まだまだ続きます。