どんころ野外学校の自炊棟。
南富良野に帰ってきました。チャリティーコンサートの前日。会場のどんころ野外学校の自炊棟ではスタッフの方々の明日の準備が続いていました。

作業はこんな遅くまで、、、。大変ご苦労様です。
扉や窓がもう少しで出来上がります。
昨年の南富良野の台風10号による大洪水の影響で、この建物も泥だらけになり、いろいろ痛んで使えなくなっていたそうですが、どんころさんのスタッフさんたちの手で一つ一つ手直しされていきます。

次の日。わ~すごい。さすがどんころスタッフさん!!皆さんの協力で素晴らしいイベント会場に。
私たちも頑張らなくっちゃ!

新得の居酒屋さんがお店まで出してくださり、お客様をお迎えします。

この日はずっと曇りか雨が降る予定でしたが、すっかりお天気になり暖かくて、暖房など考えてくださっていたそうですが、心配なさそうです。感謝。山に囲まれたこの場所は風の谷。地形や風に合わせて作られている自炊棟はドアを開けるとビュンビュン風が通り抜けていきます。気持ちいいね。風に誘われてお客さんたちが集まってきました。

さてコンサートの時間が来ました。たくさん宣伝してくださり、バスまで出していただいたおかげで、たくさんのお客様が足を運んでくださいました。大変ありがとうございました。4年前にお会いした方々も大勢いらして、懐かしくて涙が出そうになりました。こうして故郷の皆さんとまた再会できたことが何より幸せでした。
災害で大変な思いをされたのは皆さんなのに、暖かく見守ってくださっている優しさが伝わり、心を込めて、演奏することができました。トシオさんも故郷でまた演奏させていただけて、本当に幸せそうでした。
後ろから夕日が差し込み、だんだんに日が落ちてゆく美しい時間。私の人生の中にこんな素敵な時間をくださることに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
本当に皆さんありがとうございました。

コンサートの後にはどんころさんのスタッフ坪島拓也さんが、つい最近アラスカの北米最高峰デナリ(マッキンリー山)を登頂されたそうで、その報告会もありました。すっかり夜も更けてきましたが、なかなか聞けない貴重なお話に皆さん興味津々。とってもわかりやすく面白いお話にすっかり山登りをしたような気持ちになりました。でも良く考えてみたら、そんな過酷なことは自分には無理だなあ。勇気があるなあと感心しました。楽しい時間をありがとうございました。

すっかりまたお世話になってしまいましたどんころ野外学校のみなさん。本当にありがとうございました。
まだまだ復旧作業も続いていますし、大変なことがたくさんあると思いますが、自炊棟の作業を見させていただいて、たくましく生きているお姿に感動し、また安心しました。無理に復旧する必要もないし、自然がそうありたい形に寄り添って生きてゆくということをお話されていた人がいて、本当にそうかもしれないと思いました。あの地形の変わってしまった空知川で、またラフティングやカヌーを楽しみ、倒れた木からはまた新しい緑が生えて、新しく小さな小道をこしらえたり、お家をまたよりよく改善したり、ボランティアなどの方々との出会いがあったりと、すべて良い方に向かう心で生きている姿を私たちも見習いたいなあと思いました。
お忙しい中、コンサートの準備に時間を割いていただき本当にありがとうございました。
また、寄らせてください、そして皆さんお元気で!!