うさと展にて
札幌の法邑ギャラリーにて19日から21日までうさと展が開かれていました。
福岡のオーガニック野菜の宅配ファインの藤野さんが主催された「さとううさぶろう&ふじのよしあき・コラボセミナー&コンサート」で演奏させていただいたご縁で、うさぶろうさんに北海道のイベントに声をかけていただき、来ることが出来ました。
うさとの服は、タイのチェンマイで植物の栽培から洋服になるまで現地の職人さんと手作りで作られていて、一着一着に命が吹き込まれているような服です。麻の服が多いのですが、麻とは思えないふわふわの繊維で、触ると肌がしゅっと吸い込まれてゆく感じがします。スタッフもみなさんもナチュラルな方々で、まるでカフェのようにゆっくりお話したりして楽しい展示会でした。
さとううさぶろうさんと
お会いして以来、うさぶろうさんの大ファンになってしまいました私たち。
今年こそは北海道に行きたいねと話していたので、後押ししていただいて感謝です。そしてまたお会いすることが出来て幸せです。
そしてこの日は、響きの杜クリニックというところで、うさぶろうさんも出演する音楽イベントにお誘いいただいきました。クリニックではいろんな講座やヨガ音楽イベントなどが出来る癒しのスペースがあって、今日はディジュリドゥと太鼓のコンサートを開いて下さいました。
KNOBさんのディジュリドゥ。
KNOBさんは、オーストラリアで先住民アボリジニの人々の楽器イダキに出会って独自にトレーニングを重ね、2007年にはガイアシンフォニー第6番のドキュメンタリー映画にも出演され、世界中で活躍されている方です。
石坂亥士さん自作の神楽太鼓とプロパノータ。
石坂亥士さんは神楽太鼓を主軸に世界各地の民族打楽器を自由に操る稀なスタイルで、国内外を問わず様々なシーンに活躍の場を広げてらっしゃいます。郷里の青森で幼少の頃より、伝統芸能やイタコの儀式に触れた事が今の音の原風景となっているようです。
何という神聖な世界!
そして神聖な方々。
ディジュリドゥの祈りの響きに太鼓の心を解き放つリズム。二つの音が倍音によって幾つもの音を生み出し、身体中に振動して心が外に飛び出そうでした。またお二人が吹いていたそれぞれの石笛は偶然それぞれハワイのキラウェアで出会った石だそうで、その重なるひとつの響きは脳の中の奥深いところの何かを呼び覚ますような響きで囁くような声が聞こえたような気がしました。不思議な世界です。そしてうさぶろうさんの朗読は、沖縄の詩人さんがうさぶろうさんを思って書かれたものだそうで、うさぶろうさんの不思議な人生を一緒に旅しているようでした。
本当に素晴らしかった。
KNOBさんの立ち振る舞いが美しく一つ一つが祈りでした。
私もそうありたい、、
そして永遠に続く循環楽器の不思議な世界。途切れることのない森の命の響きが聞こえてくるようでした。息の使い方は超人的で、だからものすごく発声がよく声も素晴らしかった。やはり全ては呼吸だと確信しました。
亥士さんの太鼓も素晴らしかった!
湿度や叩く場所によって音が違うので、響く場所を探しながら叩くそうです。すると倍音がものすごく出て、いろんな音が聞こえてくるんです。空気を振動させることによって何かが生まれいるような。そしてそれに誘われて身体が勝手に動き出しちゃうんです。すごーく踊りたかった〜。
少し太鼓を叩かせていただいたのですが、縦に叩くのでなく横にた叩く難しさ。左右の手の力のバランスが取れないので、リズムになりません。どうしたらあんなに乱れることなくリズムを刻み続けることが出来るのか、、。そして心を打つ魂の響きはどこから湧いてくるのか、、。
トシオさんもとっても感動して、大興奮でした。
こんな素敵な時間を過ごすことが出来、もうそれだけで北海道に渡って来たことに価値がありました。
ありがとうございました。
私たちも心を揺さぶる素敵な音楽を奏でられるよう、頑張ります。
神に感謝!