第二回在宅医療応援シンポジウム


1月21日,第二回在宅医療応援シンポジウムにて、チェレステ楽団ライブ無事終わりました。

 

宮崎県の木城町 というところにあります、文化交流センターリバリスの大ホールでのシンポジウム。医療関係者以外の町の人々も足を運んで下さり、町全体で在宅医療のあり方を考える大変貴重な時間でした。

東埼玉総合病院の中野智紀先生の「地域包括ケアからケアする社会へ」の講演では、具体的で、わかりやすく、医療だけでなく、いろいろな分野に置いても、生かしてゆけるお話でした。

先生の病院のある埼玉県幸手市は、平成24年から在宅医療推進を含む地域包括ケアシステム「幸手モデル」の構築や共助の為の仕組みづくりを行い、その取り組みは全国から大きな注目を浴びているそうです。テクノロジーが進む中で、人間にしか出来ない事、テクノロジーの力を生かすところをしっかりと見極めて行かなければならないこれからの医療。また医療や行政だけでなく地域の中で活躍する、コミュニティーデザイナーというかたの力を借りて、医療の枠を超え、町のイベント、芸術、音楽など、全てを繋ぎあわせ、コミュニティーの基盤を作り、医療を盛り上げてゆく事を行っている先生のお話が大変心に響き、私たち音楽人も、もっと地域に役に立つ事があることがわかり大変励まされました。

 第二回在宅医療応援シンポジウムでの演奏:チェレステ楽団

チェレステ楽団のライブにて。[中野先生に綺麗な写真をお借りしました^^] 

久しぶりのライブでした。

昨年体調を崩し、元気になったと思ったところに、年末抵抗力の落ちているなか、インフルエンザが舞い込んで来て、年初めまでげほげほと大変な年初め。もう歌えなくなるのではないかと不安に陥り、心も弱気になっていましたが、いつも気にかけて下さる大好きな木城町や、木城クリニックの方々にお会いしたい一心で、体調を取り戻し、体力もつけて、なんとかライブを迎える事ができました。筋肉がまだ落ちているので、声をキープする事が大変でしたが、さすがクリニックのスタッフの皆さんの笑顔や頑張っている姿に癒され、テンションがぐーっと上がって、喉も開き、心を込めて精一杯演奏させて頂きました。本当にありがとうございました。

会も終わり、お客さんのお見送りをしていると、80歳のおじいさんに声をかけて頂きました。「もうそのままで素敵だからずっとそうして頑張って行って下さい。林檎の木の歌は、昔の事を思い出して涙が出ました。うちの地域にも呼びたいなあ。」と、言って下さり、本当にうれしかった~。自分たちのオリジナルの歌を世代の違う80歳のおじいさんに真剣に聞いて頂き、褒めて頂き、そのままでいいって、こんな私たちでいいって言って下さったおじいさんの、あたたかく優しい気持に感動しました。そんなあたたかな一言や笑顔で、人は癒され元気になることを教えて下さいました。

 

交流会にて。

シンポジウムも無事終わり、木城クリニックの先生やスタッフの皆さん、気さくでみんなを包んで下さるような町長さんや福祉の方、素敵な講演を聞かせて下さった中野先生、みんなニコニコ笑顔。皆さんから貴重なお話をたくさん聞かせて頂きました。木城クリニックの永田先生は終末医療に携わる中で、同じ病気でも、体力や生活習慣、ひとりひとりみんな違う状況であるので、マニュアルに当てはめる事なく、よくお話を聞き、患者さんの気持を大切にしているそうです。

 

高齢化が進み医療だけでは町の方々を支える事が難しくなってくるこれからを見据え、永田先生は中野先生の提唱している幸手モデルを知り、共感し、お手紙を書いて、来て頂けるようにお願いをしたそうです。そんな先生の熱意が若いスタッフの皆さんに伝わり、町の方に伝わり、貴重なシンポジウムになったのではないかと思います。この町で頑張っている皆さんの姿がとても美しかった~。本当にお疲れさまでした。

 


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空からの恵みや小さな幸せを紡ぎ、音楽・デザイン・映像制作をしています。チェレステとはイタリア語で天空という意味があります。


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