太河の滴


 

20140405-01

湧き水を探して、和歌山県の古座川町というところへやってきました。

場所が分からなかったので、一枚岩という道の駅で水の湧く場所をきいてみる事に。

しかしこの岩、迫力満点です。

国指定の天然記念物で、高さ100メートル、幅500メートルの一枚の大きな巨岩だそうです。

水の色が、不思議なエメラルドグリーンでした。

 

さあお水を汲みに!

いくつかの村を抜けて、川の上流へとずんずん行き、松根という地区へ行くと

道沿いに、看板がありました。

「太河の滴」

なんて甘くて美味しい水。

久しぶりの美味しいお水に感動です。

横を流れる川を見てみると、

きゃ~と叫びたくなるほど美しい川が流れていました。

河原へ降りてみると、

穏やかで、澄み切った川が流れていました。

あまりに透明で、吸い込まれそうです。

生きている事を忘れそうな、何か違う次元に来てしまったような気持ちになります。

 

あんまりきれいでしたので、もっと上流に行ってみる事に。

所々に、くり抜いた丸太にふたをしたものがありました。

お地蔵さんか小さな社かと思ったら、

これは、養蜂の蜂の巣箱だそうです。

言葉にならないほど美しい。

私の大好きな水色と桜色の組み合わせが、なんとも優しく、

この季節にこの川に出会えてうれしかった~。

 

この上流の方には、「太河の滴」よりももっと美味しいと言われている湧き水があるそうです。

車を降りて20分ぐらい歩かなければならないそうです。

行ってみたかったけれど、雨が少し降ってきたのであきらめましたが、いつか行ってその美味しい水を飲んでみたいなあ。

昔はみんなこんなに美しかったんだろうなあ~。

美しい川に、緑にお花。

日本は想像される天国のように美しい島だったんだろうなあ。

当たり前にあったものが、今ではこんなにも貴重な存在になったしまった。

でも人間が病気を回復出来るように、自然もきっと回復出来るはず。それには、人々みんなが、そうあるべきと思い、そこへみんなで向かってゆく事が大事なのかなあと思います。こんな川が、すぐそばを流れていないなんて、せっかくこの世に生きているのに、すごくもったいないなあと思いました。

 

 

 


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空からの恵みや小さな幸せを紡ぎ、音楽・デザイン・映像制作をしています。チェレステとはイタリア語で天空という意味があります。


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