湧き水を探して、和歌山県の古座川町というところへやってきました。
場所が分からなかったので、一枚岩という道の駅で水の湧く場所をきいてみる事に。

しかしこの岩、迫力満点です。
国指定の天然記念物で、高さ100メートル、幅500メートルの一枚の大きな巨岩だそうです。
水の色が、不思議なエメラルドグリーンでした。
さあお水を汲みに!
いくつかの村を抜けて、川の上流へとずんずん行き、松根という地区へ行くと
道沿いに、看板がありました。

「太河の滴」

なんて甘くて美味しい水。
久しぶりの美味しいお水に感動です。

横を流れる川を見てみると、
きゃ~と叫びたくなるほど美しい川が流れていました。
河原へ降りてみると、

穏やかで、澄み切った川が流れていました。

あまりに透明で、吸い込まれそうです。
生きている事を忘れそうな、何か違う次元に来てしまったような気持ちになります。
あんまりきれいでしたので、もっと上流に行ってみる事に。

所々に、くり抜いた丸太にふたをしたものがありました。
お地蔵さんか小さな社かと思ったら、
これは、養蜂の蜂の巣箱だそうです。

言葉にならないほど美しい。

私の大好きな水色と桜色の組み合わせが、なんとも優しく、
この季節にこの川に出会えてうれしかった~。
この上流の方には、「太河の滴」よりももっと美味しいと言われている湧き水があるそうです。
車を降りて20分ぐらい歩かなければならないそうです。
行ってみたかったけれど、雨が少し降ってきたのであきらめましたが、いつか行ってその美味しい水を飲んでみたいなあ。

昔はみんなこんなに美しかったんだろうなあ~。
美しい川に、緑にお花。
日本は想像される天国のように美しい島だったんだろうなあ。
当たり前にあったものが、今ではこんなにも貴重な存在になったしまった。
でも人間が病気を回復出来るように、自然もきっと回復出来るはず。それには、人々みんなが、そうあるべきと思い、そこへみんなで向かってゆく事が大事なのかなあと思います。こんな川が、すぐそばを流れていないなんて、せっかくこの世に生きているのに、すごくもったいないなあと思いました。