天橋立


京都の日本海側を通った事がなかったので、琵琶湖から海に向かいました。
海産物が豊富で、なんだか海物を食べたいね〜。と思いながらも、なんだか少しお腹の調子を崩してしまって、断念。最近買ったかけぼしのとびきり良い玄米をそのまま炊いて食べましたら、お腹を緩くしてしまいまして、、、。玄米は発芽させずに食べると、フィチン酸だかなんだかの毒で、お腹を崩してしまうので、一晩水につけて発芽させなければなりません。特に、かけぼしの良い玄米は、玄米が生きているので、発芽させないと毒が強くてお腹がぴーぴーになるようです。かけぼしでない、機械などで乾燥させた玄米は、もう既に玄米がほとんど死んでいるのでそんな事にはなりませんが、、、。玄米が発芽するときにそのフィチン酸などは分解され、玄米の栄養も高まって、これほどまでに完璧な食品はないと言われるほどのご飯になるそうです。

さてさて今日のお散歩は〜
京都の宮津市にあります天橋立に寄って見ました。
『古事記』に登場する伊邪那岐、伊邪那美、二柱の神が降り立った「天浮橋」は、天橋立であると云われ、日本の国生み神話の重要な舞台がここ天橋立であったと言われているそうです。

まずは智恩寺でお参り。
古くから文殊信仰の霊場として知られているそうです。
日本三文殊のひとつ。

変わったおみくじ。

ネコちゃんが、優雅に寺院に暮らしています。

そばをとおっても、ごーごーいびきをかいて眠るネコちゃん。

狛犬の下にぴょんと座るネコちゃん。
さあ見てと言っているよう。
凛々しいね〜。

癒されたところで、さあ散歩〜。

 

松並木 
一帯には約8,000本の松林が生えているそうです。
この松も松食い虫の大量発生のため、一時は松の立ち枯れが頻発し全滅の危機に瀕したそうです。その後、害虫の駆除が行われた結果、小康状態を保っている、そうです。何かの理由で、大量発生しているのに、農薬で駆除して何とか残しているなんて、残念。

白い砂浜に海が青くて、きれいでした。
でもこの砂浜も侵食により縮小・消滅の危機にあるそうです。
戦後に河川にダムなどが作られ、
山地から海への土砂供給量が減少し、
天橋立における土砂の堆積・侵食バランスが崩れたためだそうです。

光がキラキラ。
夕方のや柔らかな光。

 「磯清水」
海に囲まれた所なのに少しも塩味を含んでいないことから古来不思議な名水として、
「長寿の霊泉」とされているそうです。

橋立明神(天橋立神社)
かつては、皇大神を祀り、元伊勢を移したものとの説もありますが、信仰が流行した平安末期から鎌倉時代にかけて、文殊堂境内鎮守として祀られたものと考えられているそうです。

天橋立は全長3.6キロメートルあるそうです。
風土記によると、伊射奈芸命(いざなぎのみこと)が天に通うために梯子を作って立てたものが、寝ている間に倒れて現在の姿になったそうです。
もう日が落ちてしまいそうでしたので引き返して車で反対側に。

元伊勢 籠神社
元伊勢とは天照大神が倭の国笠縫邑を出られて伊勢神宮にお鎮まりになるまで巡幸された地を指すそうです。
もう閉められていましたので、外からお参り。

すっかり日も暮れて、穏やかな海が紫色に輝いていました。
この天橋立は世界遺産登録をめざしているようです。
でも天橋立の横を行き交う観光用の船が気になって、、、。
ひと昔前の寂れた観光地感がなんだかとってももったいないような気がしました。
また農薬などまかなくてもこの小さな陸地が生き生きとするような研究が必要だと思いました。
松が枯れたって、また新しい植物が生えてくるかもしれないし、砂浜だけになるかもしれないし海に帰ってゆくかもしれないし、、、自然に帰してゆく、本当の美しさはそこから生まれてくるような気がします。
観光業は大変ですが、世界の遺産になるような本当の意味での美しい天橋立を願います。


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空からの恵みや小さな幸せを紡ぎ、音楽・デザイン・映像制作をしています。チェレステとはイタリア語で天空という意味があります。


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