久住から、宮崎の方向に車を走らせていると、大きな橋が架かっていました。
何だろうと車を止めてみて見ると、どうやら水路の橋のようです。
橋の上に水が流れていました。
写真には一部しか入っていませんが、6連のアーチで、とても立派です。
「明正井路第一拱石橋」
という物で、江戸末期に計画され、大変な難工事であった ため、
大正8年にやっと完成したそうです。
井路とは「清水の流れる水路」の意味だそうです。
長さ78mでm石橋水路橋としては日本一だそうです。
今でも使用されているそうで、本当に立派な橋でした〜。
トシオさん寝不足のため、今日もまた運転。
高千穂の方へ向かって走ります。
峠が多く、くねくね道。
幸いなことに、他の車に出会うことなく通り過ぎたので、
無事に通り抜けました。ほっ。
すると、突然SL機関車が。
車を止めて、休憩がてら見てみると
「トンネルの駅」というところで、どうやらお酒のトンネルのようです。
旧国鉄時代に、九州横断鉄道建設の計画があり、約23kmのトンネル工事が始まったのですが、
トンネル内に水がわき出る事故があり、工事は中断したままトンネルだけが残ってしまったそうです。
その後トンネルは焼酎をねかせるのにちょうどよい温度と湿度という事で、焼酎の貯蔵庫として活躍し、今に至っているようです。
あの機関車が、ここを走ることはなかったのですね。寂しいですが、活用されていてよかった〜。
さすが高千穂。
ここには天孫降臨の滝がありました。
ちょっと不思議な光景にふと出会って、車旅は面白いなあ。