出雲大社


島根県に来たからにはやっぱり出雲大社へ。
暑い夏は日の差したお外を観光するのが大変体力を奪ってしまいますので、
朝早くに参拝にゆきました。

力強いなあ。
ここのところ訪れていた場所が、宗像三女神の女らしい華奢な神社が多かったせいか、鳥居からしてどっしり感じます。

松の並木道。
広々としていますが、昔はこの道がいっぱいになるほど人が参拝していたのでしょうね。

仮拝殿。
実は今60年に一度の「平成の大遷宮」による御本殿改修工事をされていて本殿の方に参拝する事は出来ませんでした。大國主大神様は仮のお住まいでありますこの御仮殿にいらしているそうす。
すぐここにいらしているのですね。
参拝者たちの4拍手の音が響き渡ります。

すると太鼓や笛の音が。
どんどん。
リズムも力強いけどほんわかで神話の世界に迷い込みそう。

本殿の後ろに須佐之男命を祀る素鵞社という小さなお社があるそうですが、こちらも参拝出来ませんが、こちらもちゃんと遥拝所が設置されていました。

砂の入った箱が二つありました。
右には『素鵞社御神前にお供へいたしました御砂です。』
左には
『お持ちになられました御砂をお納め下さい。』
とあります。
よくわからなくって、右の砂を左に移して見たのですが、なんだかすっきりしなく、悩んでいると、トシオさんが右の砂を持ち帰って、次に来た時に左にお返しするんじゃない?というので右のお砂を少し頂いて帰りました。
 
実はこの砂、家や土地に撒いて、その場所の魔や穢れを清める砂「清め砂」というものでした。
車にもご利益あるかなあ。

そして左は海から持ってきた砂を素鵞社の床下に撒き1年寝かせ、その砂を持ち帰り今度は家の周りに撒けば災難避けになる。という事でした。
 
日本海の時に荒々しい海。古代の人々は神の存在を感じずにはいられなかった事でしょう。
大切にされてきた信仰は、今も変わらずここの人々の心の支えでありつづけているのですね。

明治12年の出雲大社教創始の際に、本殿とは別に大国主大神を祀っている神楽殿

大注連縄。
ものすごい迫力です。
長さ13m、周囲9m、重さ5tで日本トップクラス。
神楽殿では婚礼なども執り行われているそうですよ。

日供祭。
朝のお供えでしょうか。
朝と夕に神様に食事を差し上げる祭りだそうです。
出雲大社では毎日宮司が自らこれを行うそうです。

折角ですので宝物館に寄って行きました。
三柱。
中は小さな展示室ですが、神様に捧げられた職人たちの傑作のお宝が収められていました。
するどすぎて肉眼では刃先が見えないほどの刃先、触れただけで血がしたたりそうな政宗や備前おさふねの刀。
日本画や琵琶、漆器など本当に見事でした。
「かた」に「ちから」をいれたのが「かたち」ですから、そう教えてくれた係りの方。
いろいろと丁寧に説明してくれましたので、とても楽しめました。

その係りの方のおすすめで、島根県立古代出雲歴史博物館にも訪れてみました。
こちらは、まあ立派な施設。見所満載です。

巨大神殿模型。
様々な方が独自の解釈で作られています。
天空にそびえる神殿。
出雲大社境内から出土した宇豆柱が出てきたおかげで、伝説だった巨大神殿が現実味を帯びてきたようです。

その他にも、出雲地方の歴史や、風土記の展示、シアターまであって、1日中楽しめそうです。が全部細かくみようとするとかなり疲れます。ほどほどに のはずでしたがぐったりお腹も空いたので、お昼をいただきにゆきました。

出雲そば。

そばがきぜんざい。トロトロふわふわ。
美味しくってほっとしました。

大きな力で日本は守られている。
そんな安心感でいっぱいになりました。
どんどんどん。
太鼓のリズムで足どりも弾みます。
またお参りにゆきたいです。
ありがとうございました。


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空からの恵みや小さな幸せを紡ぎ、音楽・デザイン・映像制作をしています。チェレステとはイタリア語で天空という意味があります。


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