恵みと幸せに感謝
梅若能楽学院会館にて
ルネッサンスダンスでお知り合いになった、執行絵里さんの習っているお能の25周年記念「緑桜会大会」にお誘いいただき、東中野にあります梅若能楽学院会館~へ。もともとは能を演じるのは男性だけ許されていたそうなので、男性のするものと思っていましたが、1948年に女性の加入が認められ、今日のお能は女性の方が大勢活躍されていました。執行さんは、ヨーロッパの古典打楽器から笛、雅楽では鼓も出来、ダンスも舞も踊って本当に多才な方。年配の方のご披露の中、執行さんの力強い舞に目がシャキーンと目覚め、手先や足先までに気を通して呼吸のように動く舞に心動かされました。お声も素敵で、さすが音楽家、すべては共通しているのです。
たくさんの演目があり、朝の9時半から19時あたりまで公演は続くそうで、出入りも気軽で休憩は自由にできます。お茶とマイセンのとんかつサンドがみなさんに配られ、入場無料なのに至れり尽くせりです。
ルネッサンスダンスの小澤さんの奥様の幸子さんも来られていて、ご一緒させていただきました。慌ただしい日々の中、特に幸子さんは悲しみをこらえながら、必死で過ごした1年だったことでしょう。やっと1周忌を終えることができ幸子さんの表情に明るい笑顔がこぼれでいることにほっとしました。幸子さんのお父さま、おじいさまは雅楽の方で、子供の頃から慣れ親しんでいた世界だそうです。お父さまは鼓をされ、NHKによく出演されていたそうですよ。雅楽のお家元育ちですが、西洋のダンスの小澤さんと出会うなんて面白いです。でもきっと共通するものがあるのでしょうね。執行さんのお能を拝見して、ますますそう感じました。
幸子さんとこうしてゆっくりお話ししたのもはじめてかもしれません。とっても心の美しい素敵な方で、私たちとも家族のように仲良くしてくださり、本当に嬉しいです。お茶の時間が楽しくてお能を見ている時間より休憩の方が長くなってしまいました。ごめんなさい。
夕方は幸子さんもお誘いして大好きなピアニストの久保田恵子さんのSilent Musicにて「Jardin éternel ~永遠の庭 ~」へ
なんて美しく可愛らしいのでしょう。ずっと眺めていたい。素敵な作品の数々に心が大変癒されました。
テーブルにそっとスズランのお花が飾られていました。フランスでは5月1日はスズランの花を愛する人に送る日です。愛のお導きのようで素敵!
演奏もさせていただきました。この静寂な時の中で、胸の鼓動と音楽が空気に振動するのを感じました。感謝の気持ちを込めて小澤ご夫婦のことを歌った歌を歌うと、涙がこみ上げてしまいました。幸子さんに聞いていただくことがで本当に幸せでした。小澤ご夫婦には本当に私の歌のインスピレーションをたくさんいただきました。小澤さんと出会っていなかったら、私の音楽はもっと違うものになっていたかもしれません。そして大好きな恵子さんの音楽にも出会え、音楽が私の中でずっとずっと崇高なものへと向かいたいと願うようになりました。神さまのそばで奏でられる幸せを感じることができる音楽をこれからも追い求めていきたいです。
大好きな恵子さんと幸子さんと。
素敵なお客様もお見えになっていました。ご縁は不思議なものです。右の方は私の実家の大分市美術館の館長をされている方の娘さんだそうです。私の姉はその美術館の近くの芸術の高校を出ていて、その美術館へは何度も訪れています。地元のお話を聞いてとっても嬉しくなりました。左の方は、版画などをされている芸術家の方で、また長崎の五島とご縁があり、隠れキリシタンの研究をされているそうです。なんというめぐり合わせ。トシオさんの祖先は太宰府の方ですが、隠れキリシタンの時代からのクリスチャンで、船で九州から本州で渡ってきた一族だそうですが、あまり詳しくは伝えられていないようなのですが、なにかつながりがあるといいなあ~。
Silent Musicのお庭に美しいバラの花が咲いていました。
今日も1日、涙がこぼれるほど素敵な時を過ごすことができました。なんと貴重な時間なのでしょう。
恵みと幸せに感謝です。
鳥になって
ルネッサンスダンスの小澤さんの一周忌のおミサで、お祈りに行きました。
親族の方々とお食事まで頂いて、いろいろな小澤さんのお話を聞いてとっても心温まる1日でした。
昨年のお葬式の時には、悲しすぎてとても笑顔にはなれなかったけれど、今日はぷっーっと吹き出してしまうような小澤さんの普段聞けないお家でのお話や、小澤さんの30年来のルネッサンスダンスのお友達とのお話を聞いて、みなさんと穏やかに過ごし、宝物の1日になりました。
教会の近くのパーキングに車を止めて、まだ時間があったので服を着替え、久しぶりに水道橋や神保町界隈をお散歩しました。
4年も通っていた学校もこの辺りだし、10年以上後楽園の次の駅の茗荷谷の辺りに住んでいたので懐かしくてウキウキです。
いつも自転車で後楽園や神保町、本郷や御茶ノ水などの路地を爽快に走っていました。
懐かしいなあ。トシオさんも同じ学校に通っていたので、その時には出会っていませんでしたが、共通の懐かしい場所があってとっても面白いです。
うわ~食物で完全に覆われている。
そこへ鳥がぴゅーっと飛んで行きました。
なんだか心がパーっと晴れる気持ちがしました。
今年はチェレステ楽団、あの鳥のように、爽快に空高く飛んでゆくぞ~。
元気にすくすく
東京の練馬にありますお寺の親戚のお家に泊めさせていたいただだきました。
住職さんは、トシオさんの亡き父親の親友で父が母の妹を親友に紹介して嫁いだお家だそうです。おかげで親戚同士仲良し。いとこのあきちゃんはもう2児の父。おおらかで明るいあきちゃんと、やさしい奥さま、頼もしいお父さま。一昨年お母様を亡くされ悲しみに暮れていましたが、元気な可愛い子供達に癒され、悲しみも喜びもみんなで分かち合い、前に進んでいる姿にほっとしました。
お父様は美食家で、ローストビーフを作ってくださいました。とっても美味しい!!
いつもご馳走して下さり、本当にありがとうございます。
夜には、みんなでトランプ。甥っ子ちゃんはまだ幼稚園生なのに大富豪、私はついていなくて大貧民でした。最後は神経衰弱。「久しぶりにアルコールが入って、全く覚えられません。」と言い訳。情けない。
下の子と音楽の練習。静かで穏やかな子供ですが、音楽にとっても興味があるようです!!嬉しい。
上の子は、虫とり。元気いっぱい!!可愛いなあ。弟思いでいっぱい遊んでくれるし、挨拶もちゃんとできてりっぱな跡取りですね。元気にすくすく、二人ともどんな風に育っていくのか本当に楽しみ。一緒に遊んでくれてありがとう。
サプライズに涙して
実家に帰ったら突然のケーキ登場にびっくり!誰の記念日~なんて言ったら私の誕生日のお祝いですって。なんて素敵!!誕生日の頃は茨城の実家にいなかったので、あらためてお祝いしてくれました。
「make a wish !」ろうそくの火を吹き消しました。いつぶりだろう。そういえば私の誕生日はお正月に近いから、なんとなくお正月の延長の的な感じで、ケーキにろうそくを灯してもらうなんてほとんどしたことがないことに気がつきました。わあ、なんだかとっても新鮮、しかもこのあたたかい気持ち。じんわり涙がこぼれました。ありがとう。こんなに胸を打ったのは今年初めてかも!!願い事叶うといいなあ。
それから、恒例となっています、家族でインド料理会。つくばにあります家族でお気に入りのインド料理やさんで楽しい時間を過ごします。ここのカレー最高に美味しんです。みんな大好き。そうしたらまたまたサプライズ!私の唯一の弟のぶんちゃん(トシオさんの妹の旦那さん)からプレゼント!
青いハスの咲いた素敵な飾りをいただきました。手作りしたそうです。なんて美しいのでしょう。お父様もお母様も絵を描かれたり、皮の職人さんだったりで、手先が器用なんです。そして私はガラスの中に閉じ込められた世界が昔から大好き。心躍ります。ありがとう!!
あたたかな家族にお嫁に行って、私はなんて幸せなのでしょう。歌の仕事も続けさせていただいて、本当に感謝です。トシオさんも妹のひろえさんも弟のぶんちゃんも(普段はしっかり会社員)、みんな芸術家。それを支えるお母さんの心の広さと優しさに脱帽。いつも私たちを支えて下さりありがとうございます。
カナダからお友達が来たよ
カナダからいらしたお客様と。
トシオさんの妹のひろえさんのお友達がカナダから遊びに来ました。ドーンちゃんとミランさん。ドーンちゃんはひろえさんがカナダに留学していた時のお友達。北海道に留学したこともあり、日本語が上手。ひろえさんと二人でカナダ旅行した時には、バンクーバーに住んでいるドーンちゃんのお家に泊めていただいたり、街をたくさん案内していただいて、大変お世話になりました。彼氏のミランさんは、日本に初めて来たそうで、はりきり東京や京都をたくさん観光したそうです。お二人とも美男美女でドキドキですが、とってもフレンドリーに話しでくれて、また日本人のような優しさがあって大好きになりました。ひろえさんのおかげで、なんだか国際的でしょ。
朝、実家近くで有名な牛久大仏を見学に出かける前に、少しチェレステ楽団ライブ。ミランさんが家族とネットでカナダに中継してくださり、カナダのご家族とも一緒の時を過ごさせていただきました。なんだか進んだ世の中ですね。ありがとうございました。
みんなで。わ~ミランさん大きい。楽しい時間はあっという間に過ぎて、彼らはこの後タイやカンボジアを旅するそうです。海外の方の旅は自由でいいなあ。
また楽しかったカナダに旅行に行きたいなあ。お歌もっと頑張らなくっちゃ!!
チェレステ楽団
太宰陽子の BLOG
「夢のつづき」