真っ暗な中、山形県から新潟県にかけて日本海側を走りましたが、かなり道がぐねぐね細くて、ちょっと怖かった〜。道路のすぐわきはもう海で、大きな岩が真っ黒な海にごろんごろんあって、うっすらと白い波がパシャーンと打ち付け、飲み込まれそう。
でもきっと昼間だったら景色が素晴らしいだろうなあ。
慣れない道はとっても疲れます。
毎日が遊園地のアトラクションのようです。
目指していた道の駅・神林「穂波の里」まで着くとパタンとお休みしてしまいました。
朝目を覚ますと、朝もやに包まれた越後山地がうっすらと色づき金の稲穂が風に揺れていました。
もう秋だなあ〜。
なんて思ったのもつかの間。
日中はあまりの残暑の厳しさと、北海道との気温差に体がぐったり。
でもがんばって、魚沼市まで走ります。
途中で川口にあります地域交流体験館に寄りました。
この会館で、昔コンサートをさせていただいて、この川口そして隣の小千谷という町の方が協力して下さって、楽しい時間を過ごさせていただいた思い出の場所です。出会う人みんな心暖かく、大好きな方々が住んでいる町です。中越地震では大変な被害にあわれた場所で、最近では水害もあり、本当に大変な思いをされています。でも地域の方みなさんで協力して町を盛り上げてがんばっています。
いつか、恩返しが出来きる日が来ることを願って、私たちもがんばって成長しなきゃ!!
その地域交流体験館で松岡達英という方の絵本展をやっていました。
新潟県長岡市の出身だそうで、北海道から沖縄までの日本各地を始め、中南米、アラスカ、オセアニア、東南アジアなど広範にわたる自然観察の旅をしながら、多数の自然科学の絵本を描いているそうです。あ!この本知ってる、あ!これも。というほど絵になじみがあります。この方の図鑑を見て、植物や動物に興味を持たれた方もいるのではないかと思います。
原画を見ることができて、とってもうれしくなりました。
だってとってもこのかたが動物や植物が大好きなのが伝わってきますもの。
とっても細かい線ひとつにとっても愛情を感じます。
とくに「だんごむし」シリーズ。
お話に無理があったとしてもその人の世界の中でなら、それは素晴らしく生きてくるところが、生き物のことををよく理解し、愛情を注いでいるからなのだと感じました。
植物好きのトシオさんがニコニコしたり、わくわくテンションが上がっていて、それもまた面白かった〜。寄り道してよかった。
この町にアトリエをかまえているそうです。そこにギャラリーもあるそうです。
また来たときには、訪れてみたいなあ。