山口県のきくかわという道の駅。朧な夜の月。道の駅は車中泊の車がどこも多いのですが、この日はほとんど止まっていませんでしたので、トシオさんがWebの仕事をしている間に駐車場で久々に体操したり踊ってみたり、のびのびしました。
そして、朝の光が眩しくて目が覚めて、一日暑くなる予感。
今日はどこで練習をしようか〜。
涼しいところ、山の方。
秋吉台へゆくことにしました。
わ〜。
駐車場から上へ登ってゆくとてゆくと、
一面に石灰岩が露出したカルストの高原が広がります。
この辺りはみんな海だったようですよ。
ちょうど展望出来る東屋がありましたので、そこで練習をすることにしました。
風がビュービュー吹き、ハープが歌い出します。
エオリアンハープですね。
美しい響き。
風に吹かれるまま。
それに合わせて私も歌い出します。
トシオさんのタイコもポコポコ雲のようにふわりと音が飛んでゆきます。
うっとり。ふたり音楽に酔いしれました。
ふと顔を上げると、たくさんのかたが一緒に聞いてくれていて、びっくり。
そしてチェレステ楽団のミニライブさせていただきました。
熊本県の水俣や茨城県の鹿島から見えられている方々でした。
聞いて下さってありがとうございます。
鹿島からの方々は、地震の被害を受けられ、お家が半壊してしまったそうです。
今仕事の出張で山口県に来ていて、もうもどらなければならないので、最後に秋吉台を観光しているところでした。
私たちの音楽で少しでも明るい光を灯すことができるといいなあと思って、心を込めて演奏しました。
風にのってどこまでもどこまでも。
ライブ映像を撮ってみましたので、そのうちにチェレステ楽壇のウェブにアップしたいと思います〜。
気づいたら、お昼もすぎてお腹がペコペコ。
4時間も高原に。なんだかまた皮膚がまたヒリヒリ。
ぎゃー。また真っ赤っか。
これは危険。
ということで体を冷やすために、洞窟へ行くことにしました。
秋芳洞。
清流のとなりでカリンバを演奏しているカップルがいました。
水の雫のような音。
ここから気温が一気に下がって、ひんやりしてきました。
すると洞窟から大量の水が流れ出ています。ちょっと怖いです。
恐る恐る入ると、そこは神秘の暗闇。ライトに照らされた鍾乳石がぼんやり浮かんでいます。秋吉台地下水系は国内最大級。流れる水の音がごうごうと耳をふさぎます。
夏でも冬でも気温が13度ほど。ほてった体がほっとして、生き返るようです。
とっても広く壮大です。探検している気分でテンションが上がります。
奥まで行くと、古代から未来への道がありました。
ずっと絵が描かれているようです。
とっても綺麗なのですが、ここは湿気がすごく、絵の板のせいでしょうか。
科学的な臭いがして奥までゆけませんでした。残念。
洞窟の中で、水の雫の音だけが響く場所がありました。
声を出すととっても綺麗に響き渡り、もう終わりの時間が間近だったせいで誰もいませんでしたので、少し歌ってみました。
体が癒されてゆきます。
洞窟を出ると日も大分落ちて、過ごしやすくなっていました。
トンボが沢山飛んでいました。水がきれいで虫たちも美しい。
車を止めさせていただいたお店のお婆さんに秋吉台の道のりや、鍾乳石のことをいろいろ教えていただきました。そして記念に秋吉台の鍾乳石をいただきました。
心も体も癒された秋吉台。
素敵な思い出になりました。
ありがとうございました。