学校を卒業してからの初舞台以来、ずっとお世話になっています、新潟県の魚沼市で外科医院をされている庭山昌明先生が、今年の4月に、瑞宝双光章の叙勲を受賞され、その祝賀会が魚沼市で行われ、お祝いに行きました。
47年前、子供達の健康を維持するためには、学校の先生と保護者、地域が一体となって啓発、指導に取り組む必要性を訴え続け、毎年「魚沼市学校保健会研修会」を継続して開催。その継続は魚沼の子供達の健康や体力向上へとつながり、それが認められ、受賞をされたそうです。(庭山先生のお礼の言葉より)

見渡してみたら、お医者さん関係や新聞社や、新潟の知事さん、魚沼市長さん、文化会館の関係の方などなど、なんだか緊張です。

祝賀会の祝宴、ウェルカムコンサートで、チェレステ楽団の演奏をさせていただきました。
こんなに静粛な会で演奏させていただけるのは初めてでしたので、大変緊張しましたが、先生に喜んでいただければと心を込めて演奏しました。みなさんびっくりするほどじっくり静かに聞いてくださり、あたたかな言葉をたくさんかけてくださいました。うれしかったです。
私が初仕事のミュージカル舞台の魚沼での公演で、リハーサル中にケガをしてしまい、その手当に先生が駆けつけてくださったのが先生との初めての出会いです。その時先生が私のミュージカルのパンフレットを持って現れ、まずサインをし、それから手当てをしてくださったのを思い出します。ちょっとの怪我でしたが、傷が深かったので温泉で、ばい菌が入らないようにと、念入りに包帯とビニールをぐるぐる巻いてくださいました。みんなにおおげさだと笑われましたが、お陰で、すっかり傷は癒えました。それがきっかけで先生と仲良くさせていただき、その舞台の後も、魚沼ではたくさんのご縁をいただき、たくさんのコンサートをさせていただきました。そして先生はどんな時でも私を励ましてくださり、音楽や歌を好きになってくださり、応援してくださいました。また、気管の弱い私のメンテナンスもしてくださり、新潟でのコンサートでは全く不安なことがないぐらいいつも楽しく演奏させていただきました。そしてこんなおめでたい受章の祝賀会で演奏までさせていただいて。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

わーこうしてみるとたくさんの方々。演奏も終わりほっ。

万歳!

庭山先生と
今年の11月で81歳になられる先生。現役で頑張られている先生は、しゃきっとされて本当にお若いです。
医療だけでなく、音楽や芸術も愛してやまない先生。縁もゆかりもないこの街を選び、自然豊かな魚野川のほとりで開業された先生は、地域の人々のために医療だけでなく、魚沼市の小出郷文化会館の創立から今まで深く関ってきました。たくさんのアーティストたちをこの魚沼の街に迎え、地元の人々とつないで、地元の人々の文化に対する思いを高めてくださいました。先生なしでは、今の魚沼の街はこんなに豊かな地域の人々の繋がりはなかったことでしょう。自然、医療、文化、芸術を一つに。日本中旅をしてもどこにもこんな素敵な街づくりをされているところは見当たりません。そんな素敵なまちとご縁をいただいたことに本当に感謝です。私にとって心の故郷である魚沼。本当にいつもありがとうございます。
そして庭山先生、本当におめでとうございます!!