国東半島案内の地図に、海に突き出た神社が書いてあって、なんだかとっても行ってみたくなり、寄ってみました。
海へと降りてゆきます。夏のように暑い日、ちょっと海水浴気分。
「粟嶋神社」縁結びの神様であります少名彦那命をお祀りしています。
石を積んだアーチのような穴のような、
この日は大変暑い日でしたが、ここに座っていると涼しい風が吹いてきます。
トシオさんも私もうとうとしてしまいました。
「竜宮から猪群山への道」(看板より)
旧暦3月3日は粟島さまのお祭りです。
この日は汐が一番引く日で竜宮に続いている道が見えると言われています。
またこの道は八代竜王を祭る猪群山へと続いていると言われています。
昔、山畑村に武内彦祢という老人がいました。
ある日のこと、浜に出かけてみると、見知らぬ娘が、
「月を見ていたら、身ごもったので、神様の子供だと思います。力を貸してください。」
というのです。
彦祢老人は、娘をつれて、猪群山に登ることにしました。
娘は、山のふもとまできたとき、身重の体でもう一歩も歩けなくなりました。
それで老人は、頂上の大石のくぼみにたまる水を汲んできて、娘に飲ませました。
元気を取り戻した娘は、大石の下に設けた産室で、玉のような男の子を産みました。
この男の子は、「彦火火出見の命(ひこほほでみのみこと)」と呼ばれ、神の子だったということです。