気が多すぎた?


日曜日。
いつも休日のような、、、気もしますが、旅は以外と雑用に追われて忙しいです。
家の中で何かをする時の何倍もの時間を使って、食べるのも寝るのも、掃除も洗濯も、練習もパソコンもいちいちいろいろセッティングしなければならないし、移動しないと電気が作れないし、お風呂も入りたい、飲み水の湧き水を汲みにいかなきゃとか、なにかと大変です。
でも今日は日曜日。
雑用はわすれて思いっきり観光しよう!
と張り切って出発。
まずは元気になるため、神社へ朝のお参りに行きました。

氣多大社
石川県羽咋市にあります。
名の通り、多くの気が集う神社だそうです。
縁結びの神社として有名なのだそうです。
大己貴命が出雲から舟で能登に入り、国土を開拓した後に守護神として鎮まったそうです。

 

氣多大社の背後には原生林「入らずの森」があって、
樹齢300年から500年の広葉樹が自生し、
古くから神域として住民の出入りが禁じられてきたそうです。
ここは、能登半島だけれども、西側に面しているので暖かく、九州と同じような気候で、森も九州の森に似ているのだそうです。だから広葉樹が多く、1年中緑が茂っていて、木が朽ちれば土となって虫が育ち、鳥や小動物が虫を食べ、木の実を食べ、種を落とし、小さな木の芽が出て、、、そうして全く手をかけなくても、ここの森は生き続けているんだよ。と宮司さんが教えてくれました。もし、ここが北の寒い地方だからといって、北の方の木を植えたりしていたらこうはいかないのだそうです。
例えば東京の明治神宮の森は当初、全国の素晴らしい木を集めて森を作る予定だったそうですが、植物学者さんが、それは絶対にやめてほしいと抗議をし、その土地にあった木だけを植えるようにしましたら、素晴らしいあの森が出来上がったのだそうです。明治神宮の森も入らずの森なのだそうですよ。

現在の神社の多くは、見栄えを良くするために神社の周りをきれいにしすぎて、森が枯れてしまっているところが多いのだそうです。また、杉や松などの木はお金になるからと山をそればかりにしてしまっているけれど、それらの木は手をかけないと森がどんどん枯れていってしまう。少しずつ、元の森に戻してゆかなければ、、、。ここは信仰があるから守られているけれども、、、。何千とあった日本の神社の森も、いまや200ほどしかないそうです。
真剣なまなざしで森を眺め、私たちに丁寧に教えて下さいました。

たくさんの気をいただいて、
さあ能登半島の海を走りますよ〜。

 

ここは千里浜なぎさドライブウェイ。
浜辺を車で走ることができるんです。
砂が固くて、舞ったりしないんですって。
わ〜い。お天気も良いし気持ちいいね〜。
砂浜に車を止めて、

昔はもっと砂浜が広くて、走れる距離も長く、出店も並んで、賑わっていたそうです。
今はどんどん砂浜が減って、波が荒い時や、お天気の悪いときには通行できないそうです。
そのうちに、狭すぎて通行できなくなるかも〜。

金沢の城下町の方にも足を伸ばしました。

カトリック金沢教会
日曜日。
おミサには間に合いませんでしたが、静かにお祈りができました。
ちょうど結婚式の準備をしていました。パイプオルガンの調律や、お花を飾ったり。
素敵な結婚式になりますように。

キリシタン大名の高山右近の銅像がありました。
摂津高山で生まれた右近。
12歳の時、イルマン・ロレンソより洗礼を受け、
21歳で高槻城主となり、キリシタン大名として名を世に轟かせました。
また、千利休七哲の一人として知られている茶人であり、詩人でもあったそうです。
 さらに金沢城の修復や、高岡城の設計などに尽力した建築家で、徳川家康が右近の手兵1千を、他の将の1万の兵より恐れると認めたほどの戦術家でもあったそうです。
 しかし豊臣秀吉のバテレン追放令により武将の地位と禄を奪われ、天正16年(1588年)、加賀藩前田利家に預けられ、さらに慶長19年(1614年)には、徳川家康のキリシタン禁教令によって、妻子共にルソン島マニラへ追放され、63歳で一生を終えたそうです。

さあ金沢の街探索です。

金沢21世紀美術館
現代アートに親しめるスタイリッシュな美術館だそうです。
でも、、、。プールの中を歩けたり、巨大糸電話やなどいろいろ面白しろそうなのですが、、。
ソンエリュミエールという展示で、最初の作品で気持ち悪くなって、それからなんだか印象が悪くなって、、、。現代アートがよくわからなくてごめんなさい。理解できないので、結局白い壁ばかり見る感じで、あまり好きなところではありませんでした。

有名な兼六園。
日本三大名園のひとつで、六つの優れた景勝をかねそなえている事からその名が付けられたそうです。
本当に素晴らしい庭園ですね。
しかし広いです。中ではお茶を楽しんだり、お昼をいただけたり、1日のんびり出来そう。
ですが、、、。日曜日で観光客があふれて、大変です。
しかも氣多大社で森の話を聞いた後でしたので、、、。

松の木のお手入れご苦労様です。
この庭園を維持してゆくのが、本当に大変そうです。
虫がわくのを防ぐため、空中農薬散布をする日程表が出ていました。
ちょっと恐ろしくなってきました。
優雅な暮らしの裏ではやはりいろんな手が入っているんですね。
美しいけれど、これが本当の美しさなのか、疑問な事が多いです。

久しぶりの街の観光で疲れてしまって、一休み。
ご自由にどうぞという、昔ながらのお家に見学に行きました。

お茶のために作ったお屋敷だそうで、いろんな所がたいそう凝って作られていました。
昔の人の知恵は本当に驚かされるばかり。
奥の部屋に行くほど、天上や戸を低く作って奥行きを出したり、
塩を含んだ木は腐リにくいからと、水場には舟の木が使われていたり、
外からは見えないけれど、中からは、お庭が眺められるようなレース模様のような美しいガラス窓があったり、夏になると、木の戸が竹の戸に変えられるようになっていたり、遊び心いっぱい、機能満載、素晴らしいですね。

収納のないお部屋たちはすっきりしていて、いろんな物たちは、土間つづきの蔵に収納されているそうです。この土間は天上が高く、ひんやり。

金沢は豊かな街だね〜。
広い広い金沢城公園を歩いて、尾山神社を通りかかった頃、
トシオさんが!
なんだか、体温が急に低くなって、
なんだかさわさわする。と座り込んでしまいました。
あ!また何かに取り付かれたのか!
気持ちも悪そうで、呼吸もしにくそうで、慌てて車へ。
すると熱が急に出てきて、気持ちも悪くなって、、、。
かわいそうに、寝込んでしまいました。
とりあえず、静かな温泉街の方へ行って休憩。
もしかしたら、、、

トシオさん氣多大社でたくさん気を吸っていたから、、、
体が何か反応してしまったのかもしれません。
よく気功の治療などにゆくとそのあと、好転反応で熱が出たりぼーっとしたりするので。
本当にたくさんの気が集まる場所なんでしょうね。
これで、一皮むけてすっかり元気になったらいいなあ。
とのんきなトシオさん。
早く元気になってね。


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空からの恵みや小さな幸せを紡ぎ、音楽・デザイン・映像制作をしています。チェレステとはイタリア語で天空という意味があります。


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