湯沢を過ぎトンネルを過ぎると、見る見るうちに天気が変わってゆきます。
一つの山を境にこんなに天候が変わるなんて本当に不思議です。
冬の間、新潟ではしっとり雪に覆われますが、関東はからっからの乾燥した冬となります。
クルスマスの頃に九州でライブをさせていただけることになり新潟からそのまま九州へ。
本当はもう少し時間があれば、お友達に会いにいったり、東京のイルミネーションみたり、お買い物したり、大好き猫ちゃんに会いにいったり、いろいろ思うところはありましたが、またの機会にということで出発です。
いつもは高速をつかわずに下道でゆっくり行くのですが、高速でひた走ります。
高速道路は、山を突き抜けて走って行くのですね。広大な山々に囲まれトンネルの連続です。
北海道に行った時アイヌの方に山に穴を開けるということは、自分に体に穴をあけられるのと同じ、山も痛いんですよ。迷惑をかけているのですから、ちゃんと感謝してトンネルを通らなければ行けないよ。と教えてくれた時のことをいつもトンネルを通るたびに思い出します。
こんなにトンネルだらけで大丈夫かなあ。
不安な気持ちになりながらも、便利な高速を走ってゆく自分がなんだかとても悪いもののような気がして、トシオさんと心がしゅんとなったりします。
こんな風に私たちは地球に負担をかけて、便利さを求めて生きているけれども、それがどれだけ地球にとって負担なのか。広大な地球にとってはそんな小さな人間のすることなんて何でもないことかもしれないし、本当に人間がこのまま便利さを追求してゆくと地球を滅ぼしてしまうのかもしれないし、それは分からない。
けれど、もし私が山だったら、こんな車がちょろちょろ体の中を走って黙っていないよなあ〜ストレスでおこっちゃうかもしれない。
と考えると、ひゃ〜怖いなあ、ごめんなさいと思います。
雄大な山々。
小さなチェレ号を通して下さりありがとうございます。
無事に九州へたどり着くことが出来ました。