さあ今日もよい天気。
四国とさよならです。
しまなみ海道。
世界一の斜張橋 。
高速道路でしゅーっと抜けてしまいましたが、ゆっくり島を観光しながら船で渡るのもいいなあ。
いろんな魅力がいっぱい詰まった島を見ながらあっという間に本州へ、
その時、
わ!なんだろう。あの巨石群。
気になる〜。なんだかものすごい存在感です。
でも、もう引き返せません。
尾道に着いてしまいました。
千光寺公園の展望台から。
瀬戸内海が川のよう。
向島がよく見えます。
先ほどの巨石群は何だったのだろう。
と公園を散歩していると、
石の穴から湧き水が。
千光湧水。
千光寺山からは謎の流水線刻が発見され、この「千光湧水」も流水システムを取り入れ、円筒部分から向島の岩屋山が眺望できるよう設置されているそうです。
これは、なんだかまた、古代の遺跡の匂いを感じます。
千光寺に早速向かってみましょう。
公園から、お寺まで文学の小道というものがあって、石にいろんな作家さんや詩人さんの作品が掘られています。でも、それよりも、巨石群の方が気になります。無造作のようにみえて、でもなんだか光を取り入れるような空間や切り口のような跡があったり、、、。
先日の岐阜での金山巨石群や、大分でのストーンサークル、磐座さま、フゴッペ遺跡など、いろんな石との出会いで、すっかり石に魅了され、そのような石を見るとすぐに二人で大興奮してしまいます。
この尾道も、、、期待が膨らみます。
千光寺本堂の「本尊千手観音菩薩」
33年に一度開帳の秘仏だそうです。
「何でもようお願いしたら、叶うよ〜」
と教えていただきました。
何でもと言われると、なんだかわからなくなって、真っ白になってしまいました。
きっといろいろお見通しですよね。
「三十三観音堂」
観世音菩薩33体が祀られています。
桜木で造られた百八煩悩滅除大念珠をゆっくりと引きますと珠が上から落ちてカチカチと音がします。この音で苦しみの根源である煩悩を打ち消して、観音様の御守護が頂けると言われているそうです。
とっても心地よい響きの感触にいつまでもカチカチしたくなります。
「時の鐘」として名高く、元禄初年より時刻を報じています。
また「除夜の鐘」としてひろく人々に親しまれているそうです。
不思議なお告げで霊場高野山からこの千光寺玉の浦にお迎えすることになった弘法大師尊像。
玉の岩
〜伝説〜
『往古この岩上に如意宝珠あり、夜ごとに異光遥かに海上を照らす、しかるに異国人来たりてこの山に登り、寺僧に向かって、我に金あり、汝これを与えるにより、この大石を我に与えよと、寺僧それに答え、売ることはできぬがこの大石を買いて何にするかとあやしむに、異国人は、この僧が岩上に宝石のあるを知らぬことを確かめ、心中欣び、ひそかにこの大石に登り美玉を奪い去りたり』
今は岩の上に代わりの玉が置かれて、夜になると3色に光るそうですが、支える鉄がさびたりして、なんだか切ない感じです。玉の下に盗まれた跡の穴があいているそうです。
どんな光を放っていたのでしょうか。そしてその光は、、、
緑に囲まれて、見えにくいですが上の方の丸いところ、しっかりと掘られていました。
この「鏡岩」に反射し、夜の海を照らしたそうです。
また、冬至の日、朝日が鏡岩に当たって西国寺のタンク岩を照らすと言われてきたそうです。
この鏡岩。
どこにあるのか、2000年まで全くわかっていなかったそうです。
2000年、千光寺客殿裏の岩山にある枯れた松を取り除くと、
そこに円く磨かれた岩が発見されたそうです。
石鎚山へ上ります。
鎖をたどって。
結構怖いです。
石鎚蔵王権現。
浄土寺山の鎖山にある石鎚権現さんの方向を向いてるそうです。
冬至に岩屋の先に日の出が拝めるそうです。
その光は鏡岩に反射して、西国寺のタンク岩に当たるそうです。
3角に光が回っています。
なんだかすごいです。
また向島の岩屋のには、もう一つの光る石の伝説を持つ竜王山があるそうです。
なんだか話が壮大すぎて、頭もぐるぐる回って、混乱です。
いつか研究している方との解説とともにもう一度ゆっくり回りたいです。
ということで、尾道散策。
坂道を降りてゆくと小さな小道がたくさん。
大林監督の映画の世界です。
かわいらしい坂道でとっても楽しく、ずんずん下って、らんらん。
、、、。
車はてっぺんの千光寺公園。
がんばって帰りますとも。
運動不足解消です。
ロープウェイを横目に、坂道生活の厳しさを味わいながら尾道散策、大満喫。
ありがとうございました。