10月8日、東京練馬の関町教会でのテレジア祭りの中で、チェレステ楽団のコンサートをさせていただきました。
お天気もよく、素敵な時間を過ごすことができました。

今年は関町教会創立60周年を迎え、信徒会館に創立からのたくさんの写真が飾られていました。(パノラマで撮影しています)

また教会の歩みや、いろんな方の絵画や七宝やも展示され、見所がいっぱいです。

たくさんの祈りが受け継がれてきたのですね。
そして、今年は聖テレーズの帰天120周年だそうで、私たちも何か聖テレーズの心に寄り添う曲を演奏できたらと、曲をこの日のために用意してきました。5月から北海道の大自然を巡りつつも曲の制作をし、また、北海道から九州に移動して、私の実家で作品の録音をしたりで、夏の間は聖テレーズで心がいっぱいでした。それはとても幸せなことと同時に聖テレーズの大切なお言葉の恵みを音楽にすることへの不安もいっぱいで、祈りの日々でした。でも常に聖テレーズの言葉が力を貸してくれて、ありのままの自分で感じることを音楽にしようと思ったら、すーっとメロディーが生まれ、それを奏でたり歌ったりすることが本当に充実した日々でした。

聖テレーズにお守りいただいている教会の信徒会館での演奏。みなさんは私よりもずーっと聖テレーズに寄り添っていらっしゃるので、聖テレーズの言葉に耳を熱心に傾けて聞いてくださいました。本当に心が癒される時間でした。緊張で手が震えて本当にいっぱいいっぱいの演奏でしたが、心もいっぱいいっぱい込めて歌いました。
実は前日は興奮しすぎたのか、九州からの移動と気圧の変化のせいか、頭がパンクして偏頭痛になり、演奏できるかも怪しいほど車の中で寝込んでしまいました。朝まだ頭がズキズキする中、おミサでお祈りの歌と神父様のお言葉、そしてホスチアの恵みで心がすーっと落ち着き、肩の力が抜けて、演奏の時には頭痛も解消され、不思議と無心に演奏することができました。神様に感謝です。

演奏後は、みなさんとテレジアカフェにてランチをいただきました。大好きな神父様と東京のカトリック神田教会からもお世話になっている方々が駆けつけてくださり、いろんなお話を聞かせていただき、本当に楽しい時間でした。

ドイツのケルンの大聖堂ともつながりのある関町教会。今年はドイツをテーマにパンやソーゼージ、リンゴのケーキなど、信徒さんの手作りでいただきました。私たちの新婚旅行がドイツでしたので、なんだかその味がとても懐かしく、嬉しかったです。朝早くから準備をされていらした信徒の皆さんに感謝です。ごちそうさまでした。

今年の4月に亡くなられたルネッサンスダンスの先生、小澤高志さんの奥様も来てくださり、お話ができて嬉しかったです。
私たちがこうしてキリスト教の教えや祈り、文化など、心から大好きになったのも、小澤夫妻のおかげです。「きっとおじじ、ここにいるね〜。」
聖テレーズの言葉に、小澤さんの姿が見え隠れして歌っている時に涙がこぼれました。
小さいもの好きの小澤さん。きっと天国で聖テレーズさんとご一緒していることでしょう。

北海道や、京都、西宮、福岡などのカルメル修道院からテレジア祭りに向けて関町教会に送られたお土産をいただきました。
フランスのリジュのカルメル修道院での聖テレジアのように、愛を込めてつくられたお菓子たち。食べてしまうのがもったいないです。
でもとっても美味しそう。家族でゆっくりいただきます。ありがとうございました。
今年に入って、大切な友人や恩師、親戚など次々に亡くし、自分も去年終わりから今年の初めにかけて体調を悪くしたのもあって、生きることへの不安や、悲しみで地に足がつかず、ふわふわな状態でした。そんな中、聖テレーズに心を寄せ、音楽に集中することで本当に心も体も助けられ、癒されました。きっと聖テレーズのバラの雨の恵みのお陰。今日を迎えられて本当に幸せでした。

大好きな神父様や教会の皆さんに今年も聖テレーズのお恵みのもとお会いすることができ本当に心から感謝します。
これからもチェレステ(天空)からの恵みをお届けできるよう、祈りを込めて、、。