土門拳の記念館
北海道に向かうのに今回は秋田からフェリーに乗って見ることにしました。その中に山形県の酒田に土門拳の写真博物館があるのを地図で見つけて、行ってみることに。
イサム•ノグチの作品
土門拳の彫像だそうです。顔はありませんがモアイ像のような男らしい姿。
写真展では昭和の子供達をテーマに昭和の初期から高度成長期までの激動の時代を生きた子供達の生の姿が映し出された写真が展示されていました。自然と共に祈りの文化の中で育つ子供たち、戦争を生きた子供立ち、炭鉱や高度成長期の公害の中で生きる子供たち。時代のままを物語る子供達の目は、純粋で美しく、胸を突き刺すほどの悲しみや憂いがにじみ出ていました。この何十年の間に、こんなにも世の中が変わり果ててしまったことにびっくりしました。祈りが溢れていた頃の子供達の迷いのない自信に満ちたたくましい瞳の輝きを取り戻せる日がくるのでしょうか。考えさせられる写真展でした。
記念館の湖の周りはお散歩コースとなっていました。
藤の花が満開でした。
写真も撮りますトシオさんに土門拳や北村喜兵衛の話を聞いていたので、お話だけでなく、お写真も見ることができ、充実しました。あの時代を真に生きた人にし撮れない貴重な写真は、時代を超えても人々の心を打つ素晴らしい作品でした。