山形県のあつみという道の駅で朝の体操をしていたら、おじさんと猫ちゃんが声をかけてくれました。
おじさんはカナダに在住の方で、ここ何ヶ月か日本で車旅をしているそうです。
元々は日本の横浜の方で、田園に囲まれたところで育っていたのですが、開発が進み、大好きなふるさとの風景が住宅街に変わってゆくのが嫌になり高校を卒業してアルバイトで知り合ったカナダ人のつてを頼りにカナダに渡ったそうです。たくましいなあ。それからもう40年も立つそうで、カナダは人が表うらなく正直だから住みやすいよ〜。と言っていました。
いいなあ〜。というと思い立ったらすぐ行きなさい。自分の人生は自分で決めて自分で責任を負う。日本人は人の目ばかり気にしているけれど、誰が何と言おうと関係ない。自分のことは自分でだよ。と教えてくれました。本当にたくましい。一番日本人の苦手なところをよくわかってらっしゃる。日本の社会も風景も生活も曖昧なものになってしまったのはまさに時代に流され家族や社会に頼りきった一人一人の心の自主性のなさから生まれたものかもしれません。
外からみるといろいろ変だと感じるところがいっぱいあるんだろうなあ。
猫の雪ちゃん。可愛いね。カナダから連れてきたそうです。おじさんの見える範囲で自由に遊んでいました。いつも耳はおじさんの方向を向いているそうです。
トシオさんにゴロゴロ。あーなんて可愛いの。時々忘れて置いてきてしまうそうです。2時間も経ったときにもちゃんと待っていたそうです。賢いね。遊んでくれてありがとう。
また何処かで会えるといいなあ。
素敵なお話を沢山ありがとうございました。