先々週末から続いておりました大分県竹田市の竹田キリシタン南蛮文化ウィーク、無事終わりました。
霧の中にひっそりと竹田のキリシタンの祈りが伝えられています。
『竹田市は、たくさんのキリシタンの時代の聖遺物が竹田市には、戦国時代から明治時代になるまで、秘かに守り通してきた貴重なキリシタン遺物や遺跡が数多く遺されています。 しかし、それらはこれまでに多くを語られず、すべては「謎」に包まれていました。今回のイベントでは、これらの貴重な遺物・遺跡を同時公開するとともに、独自の研究を行う講師による講演会も含めて、竹田キリシタン文化の「謎」を楽しみながら深く追求します。』
〜チラシより
土日祝日の朝とお昼の2回公演で、計10回公演。
私たちの祈りの歌をお届けしました。
久々の早朝の公演に、初日の日は緊張で一睡も出来ず、ふらふら状態でどうなる事かと思いましたが、日に日に、朝の時間にも慣れてゆったりと心を込めて演奏出来ました。
二人でイタリア旅をした時の写真を背景に、演奏する機会の少ないマルモのCDの歌、「白い教会」や「マルモ」「旅の始まり」などを歌うことができて、歌がうれしそうでしたよ。
また、毎日、朝昼と少しずつその日に合わせて曲を変えて、毎回ドキドキの時間となりましたが、新鮮に楽しく演奏することができました。
歌うたいとしては少しきついスケジュールでしたが、私達の音楽を聴きに毎日通って下さった方や、遠い所足を運んでくださった方々がいてくださったおかげで、それを励みに演奏することができました。本当にありがとうございました。
キリシタンの貴重な遺物に見守られながら歌っているうちに、音楽が遠い昔にすーっと吸い込まれているような不思議な時間と空間を過ごすことができました。
また竹田市在住のアーティスト「MYU↑」さんとのコラボもさせていただきました。
私たちの思いが、「MYU↑」さんの心とつながり、流れるように絵を描いてゆく「MYU↑」さん。
素敵な作品がまたひとつ生まれました。
祈りあふれる安らかな時間。
本当にありがとうございました。
今回、MYU↑さん、そしてその仕事を支えるお兄さんと、たくさんお話をすることができて、本当に楽しかった~。同年代でアーティストさんとじっくりお話しする機会もなかなかないので、本当に貴重な時間でした。
MYU↑さんの絵には、子供たちへ心のこもったメッセージがたくさん詰まっていました。
本当に素敵なお二人に大変感動しました。
また、ご一緒出来る日を楽しみにしています~。
週末に行われた5回の講演会。
キリシタンに詳しい講師の方々が、それぞれのテーマにそって講演されました。
なかなかきく事の出来ないお話に皆さん大変熱心に皆さん聞いておられました。
一番聞きたかった竹田のキリシタンの暮らしや、聖遺物に込められた思いや祈りのお話があまりなかったのは、ちょっと残念でしたが、まだまだ分からない事がたくさんのようです。
農学博士、三浦泰昌先生の聖遺物が残されたという事より「祈りが伝えられてきたことを大切に欲しい」という言葉が、印象的でした。
愛と平和の祈りが、サンチャゴの鐘の響きにとともに空へ。
スペインで活躍しておられる打楽器奏者の方と。
「歌は語り、詩は歌うべきである」
素敵な言葉を教えて下さいました。
またいつかお会い出来る日を楽しみにしています。
そして、地元のアーティストさんたちと。
今回、何よりもこのイベントに参加させて頂いて、うれしかった事は、この方々と出会えた事。
皆さん、本当に素敵な方々でした。
お話は尽きる事なく、楽しかった~。
どの方の作品も好きなテイストばかりでしたので、見ていてうっとり。
ものづくり、手作りって、祈りだなあとじみじみ感じました。
竹田のキリシタンの祈りがアーティストさんの心に息づいているようです。
皆さんの作品こそ聖遺物ですね。
イベントのスタッフ、カフェの方々、地元ボランティアの方々にも良くして頂き、感謝です。
皆さんの優しさに大変助けられ、参加させて頂いてよかったと思いました。
本当にありがとうございました。
お天気にも恵まれた、竹田キリシタン南蛮文化ウィーク。
中秋の名月もスーパームーンも、美しく輝きました。
月の光に注がれた
遠い日のあなたの祈りが聞こえてきます。