こんにちは。またずいぶんお休みしていました。
新しいアルバム制作で、九州の九重町で山小屋ごもりをしたり、桜のころや、野山探索、結婚式にと、ばたばたと日々が過ぎてゆき、すっかり新緑の頃となりました。
5月初め、用事で関東に久しぶりに帰ってきました。
しばらく関東に滞在し、いろいろ観光しようかと張り切っていたのですが、体調が優れず、数日で都会を離れる事に。
スカイツリーを横目で見ながら。
あー都会の暮らしはもう無理かも〜と思いました。
もうしばらく山の中で暮らしていたので都会が息苦しく、、、、。
やっぱり自然が多いって幸せ。
山梨の丘の上に公園のある道の駅で一休み。
薄緑が本当に美しい季節。
朝から体操をして、
トシオさんはクライミング?
体柔らかいね〜。
わ〜富士山の上空を大きな鶴が飛んでるみたい。
なんて澄み切った空なのでしょう。
車の中で練習をしていると、素敵なお友達が声をかけて下さいました。
車の周りに皆さん腰掛けて、チェレステ楽団の演奏に耳を澄まして下さいました。
公園にピクニックに来ていたようです。
折角なのでミニミニコンサート。
新しいアルバムより初ご披露でした。
幸せなひととき。
今年の旅もこんな素敵な出会いがたくさんありますように。
どうもありがとうございました。
清里の方へ行くと、もこもこサクラがまだ咲いていました。
あ〜きれい。
別荘やペンション、美術館、レストラン、カフェなどが新緑の中にぽつぽつあって、
おしゃれだね。日本じゃないみたい。
空気も澄んでいて気持ちがいいね。
道の駅には足湯があって、疲れもすっかり癒されます。
すると毎日通っているというおじいさんがやってきて、戦争の時の話を聞かせてくれました。
シベリアに行っていたんですって。古い写真を見せてくれました。
分厚いコートを着て馬にまたがった18歳の少年はしゃんとしていて、おじいさんの自慢の一枚でした。いろんな時代を生きてきたおじいさんの笑顔はとても優しく、キラキラしていました。
広い広い。
空にマリア様。
軽井沢の聖パウロ教会。
山小屋のような小さな教会で久しぶりに静かにお祈りが出来ました。
この教会と同じ設計者のアメリカの建築家アントニン・レーモンドの「夏の家」という建物にも行きました。いまでは、「ペイネ美術館」となっています。
フランス画家のレイモン・ペイネは「愛で世界中をひとつにしたい」
という願いを込めて、たくさんの「ペイネの恋人たち」を描きました。
戦争や暴力をするよりも、愛する事の方が優しいのに、、、。という事が書かれていて、本当にそうだなあと思いました。でもそうする事が難しいのはなぜなんだろう。
「人々の中には不幸な人、悲しい人がいますが、私のデッサンを通し、明るさ、優しさ、陽気さを少しでも与えると同時に、人生の汚れた醜い部分を少しでも忘れることができたら、と思っています。」
うんうん、私もそんな音楽を奏でたい。
「ペイネの恋人たち」のモデルはもちろん、ペイネご夫妻です。
いつもどこへ行くのも一緒だったそうです。
一緒の中から生まれてくる世界、私たちもこの幸せを伝えることができるかしら。
日が暮れかけて、塩沢湖のほとりが金色に輝いていました。
この辺りは軽井沢・タリアセンと呼ばれるそうで、「タリアセン」とはウェールズ語で「輝ける額」という意味だそうです。芸術の栄光をうたった19世紀吟遊詩人の名前でもあるそうです。
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今は、長野県の安曇野のあたりにおります。
今日は朝からしとしとと雨が降り、緑が本当に美しい。
チェレステ楽団ニューアルバム「月ノ祈リ」が6月3日に出来上がることになりました。
それまでのんびり旅をしながら?いえいえ猛練習しながら新緑の頃を楽しみたいと思います。