目指していた四万十川に着く頃には、仁淀川でゆっくりしていたせいもあって、すっかり日が暮れてしまいました。お天気は次の日、雨の様子。美しい清流の姿を見ることができないかなあと、あきらめていましたが、もしかしたらどこかの時間で雨が上がるかも。という期待を込めて、「四万十とおわ」
という道の駅で、お休みしました。予想通り、雨がざあざあ降って来ました。
今降ってもいいから、朝には晴れてね。
願いが叶いました。
曇りではありますが、雨がやんでいます。
霧の中に包まれた山の間を青い四万十川が流れています。
お日様が昇ってくると霧も晴れ、少し散策することができました。
ごつごつした岩もよく見ると水色になっていたりします。
全体に石も青っぽいのかなあ。
遊歩道を歩いていると、
黄色の蝶々がひらひら。
靴の周りをくるくる回ります。
なんてかわいらしい。
ここの道の駅は、とってもいろんな所がこっていて、素敵な場所でした。
建物も物産も、新しいデザインと昔からの伝統が混ざり合って、とってもおしゃれです。
また、「ここにしかないもの」という定期的に四万十の物産が送られてくる素敵な通販のようなものがあって、村の方々が手作りでこしらえた食材や、お菓子、魚など、旬の物をいただくことができるようです。とってもわくわくしますね。是非利用したいなあと思いました。
四万十川を眺めながら朝ご飯。
なんて贅沢なんでしょう。
四万十バーガーと、四万十お稲荷さん、四万十ピーマン、
四万十づくし。
四万十川最後の最後に、信じられない美しさ出会えました。
蟹を仕掛けていたおじさんが、
「いつもはこんなに青くないんだよ〜。」
と言っていました。
ここのところ、特別なのだそうです。
先日の台風の増水で、汚い物がみんな流され、川の流れも変わり、今は本当に美しいそうです。
日本のどこの川も昔はみんなこんな色をしていたそうです。
人が集まり、生活排水が流れ、川はどんどん淀んでゆきました。
四万十や昨日の仁淀川などは、過疎化が進んでいるからその清らかさが保たれているそうです。
人間がきれいになるために、シャンプーや石けんを流し、川は汚れ、その汚れた水をわざわざ浄化して、また汚して、、、。
でも私、少し自然に良いことしています。
ここ何年かもう特別に汚れたとき以外は石けんを使うことをやめています。
自然のためというよりも、自分のために。昔から皮膚が弱く、どこかしらただれていたり、ぶつぶつしたり、アレルギー持ちでしたが、石けんをやめて、お湯だけで丁寧に洗う習慣を体に覚えされると、体が自分で油の調節をするようになって、肌の調子が良くなりました。洗濯だって特別な汚れ以外は、大体がお湯できれいになります。(熱めのお湯です)
そんな生活をしていると、自分がいままでどれだけ無駄な行動をとり続けていたのか、どれだけ自然の流れに反して生活してるのか、考えさせられます。
小さなことだけれど、そんなことの積み重ねで、身近にある川も
清らな水を取り戻すことができるのかもしれないと、嬉しい気持ちになりました。
水は青いもの、
昔の人は、やっぱり青い川を見ていたんですね。