稚内までやってきました。
想像していたよりも大分都会で、もうガソリンも入れられないんじゃないかと心配して、
早くから入れていたけれど、稚内にはたくさんの安いガソリンスタンドがありました。
海岸沿いよりも中の方に少し入ると北海道の原始の森がたくさん残っているよ〜。
ということで、また少し中に入ってみることに。
最北端の大沼。
「稚内メガソーラー発電所」
ここで新エネルギーであります大規模太陽光発電の実証研究を行っているそうです。
展望台に行くと不思議な空間がありました。
真ん中にある輪っかのところへ行って手を叩くと
パンパンパン、、、、、、
なんと、ディレイがかかります。
とてもよい響きです。
トシオさん夢中で手を叩きます。
そのうちに声を出してみたり、足音を鳴らしてみたり、
なんとも面白いことに。
自然を利用した電気のいらない不思議な舞台。
でも実は周りで聞いてもただの音。
真ん中の自分だけが楽しい舞台なのです。
見ている方は奇怪な踊りを楽しむことになります。
また車を少し走らせて、宗谷岬ウィンドファームへやってきました。
北海道の大自然の大きさを感じさせられます。
こんな景色見たことないです。どこまでも続く森と草原。
気持ちがいいなああ。
そして所々に風車が点在しています。
要塞のような、お城のようなものが丘の上に、
どうやらあそこで電気の研究を行っているようです。
稚内市では、一年を通して強い風が吹くことから、風力発電に力を入れています。
確かにたくさんの風車を見かけました。
また、先ほどの「メガソーラー」などの新エネルギーであります
大規模太陽光発電の実証研究を行っているそうです。
これらの自然エネルギーによる発電によって、
稚内市で消費する電力の8割をまかなっているそうです。
素晴らしい。
でも本当はもっと作れるそうですが、風車などの新エネルギーの送電線の費用が事業負担になり、送電線の要領を気にしながら発電しなければならないという何ともおかしなシステムにより、風力発電の限界がそこにあるそうです。
せっかくの自然エネルギーを利用しようとしても日本は建設できにくいシステムなんですね。
がっかり。
ドイツなどの風力発電の進んだ国では送電線を建設するのは電力会社の義務だそうです。
ですので風車を建設したいとおもった業者は送電線の容量を気にせず造れるそうです。
新エネルギーにお金がかかるといわれたり、風力じゃまかなえないと言われるところに、何かほかの理由がたくさん絡んでいるようですね。
沼に咲く睡蓮の花も朝の光をたくさん吸収して美しい花を咲かせています。
太陽が降り注ぎ、大地から水があふれ、風がたくさん吹いて、緑が育ち、おいしい空気、それだけで生きてゆくにはもう十分なのに、人間はいったいどうしちゃったんでしょう。