道の駅で素敵な出会いがありました。
お坊さんがチェレステ楽団という車のシールを見て話しかけて下さいました。
昔お坊さんになる前にデキシージャズをキャバレーで演奏していたそうです。
今は托鉢をしてガソリン代や生活費をまかないながら、全国祈りの旅をしているそうです。
本気で旅生活をするうえでの旅の情報や、
気をつけたい事などいろいろ教えていただきました。
またどこかで会いましょうと約束をしました。
音楽好きのお坊さん。
でも今年の暑さは尋常じゃないと、旅を一旦中止。
もう一度お寺にもどって旅を練り直すそうです。
本当に暑い夏。
私たちも試行錯誤して熱中症にならぬように気をつけなければ。
暑い時には出来るだけ山の方へ行くといいよ。
お坊さんのアドバイスにしたがって、山の方へ。
名水との看板があり、そろそろ水もなくなるところでしたので、水を汲みに向かいました。
そこは山口県と島根県と広島県の境目にあります「五竜の滝」という名所でした。
せっかくですので見物に。
延齢の水。
甘く森の香りがするお水。
想像以上の絶景に驚くばかり。
険しい滝登り。
涼しいのに汗が滝のように流れます。
どこまで登ってゆくのだろう。
不安に思いながらも、でもさっきおじいちゃんおばあちゃんが元気に見物を終えて笑顔で帰ってきていたところでしたので、私たちも上まで行けるはず。
しかしながら観光地で出会うお年寄りは本当に元気ですね。
生き生きキラキラ。
私たちもあんなに元気に長生きできるかしら。
ふうふう息を切らせながらも美しい水の白い糸を眺め癒されてゆきます。
溜まりの澄み切った水が冷たくて気持ち良さそう。
思わず飛び込んでしまいそうです。
上まで登ると手彫でしょうか、
トンネルがありました。
トンネルは左右に分かれていて神社へ抜ける道と、修行の霊場への山道へ続きます。
暗いトンネルは私がギリギリ立っていられるほどの高さしかありません。
真っ暗です。
途中、土の中に吸い込まれそうになり、自分の体が消えてしまうような錯覚に陥りました。
なんだか急にこわくなり、水を汲みにきただけの軽装だったこともあって、冒険するのは断念しました。
形あるものに別れを告げ、魂一つで修行をするための準備のトンネルなのでしょうか。
今のような階段や手すりなどない時に竜が襲いかかるように流れる滝を登り、トンネルを掘り、下界とさよならして、さらに山を登り修行をするなんて、、、先人たちの勇気は本当に頭が下がります。
暑い夏の穴場なのか、若いカップルが以外と多く、妊婦さんまで登っていたのにはびっくりしましたが、省エネ対策でお家で暑い夏を我慢するより、足を伸ばして山の方へ涼みにゆくのが体のためには良いかもしれませんね。
夏に滝見物、最高ですね。
お水大変美味しくいただきました。
お恵みに感謝。