杵築カトリック教会


杵築城下町
教会の通りには5つのお寺があり、道の向こうには天満社があったりで本当に守られた町ですね。

おそるおそる入り口を開けて「お祈りさせて下さい〜」というと
「どうぞどうぞ〜」と笑顔で神父様が迎えてくれました。
ステンドグラスに柔らかな光が差し込んで、やさしい雰囲気に包まれた聖堂。
久しぶりにゆっくりお祈りが出来ました。
東京から来ました〜。
といいますと神父さま、前は東京にいらしたそうで、いろんなお話をしていただきました。

立派な門を通り抜けると庭の片隅にルルドのマリア様

北スペインはガリシア地方ご出身で、もう50年日本にいらしゃるそうです。
どうぞ〜と暑い日だったので、アイスクリームを持って来てくれると、
パソコンを開いてグーグルアースで神父さんのふるさとを紹介してくれました。
リアス式海岸の名前は、ここ、リオから来ているんだよ〜。うつくしいよ〜。
大きなマリアさま像や、城壁に囲まれた美しい町。
とっても素敵な所。
スペインに行くときには是非立ち寄りたいです。

お話をしていると料理のお話になって、神父さま、有名なスペイン料理研究家でもいらっしゃるそうで、「フラガ神父の料理帳」という本を出されているというのです。
私たちが驚いていると、では、お昼ご一緒しませんか〜。
とお誘いをいただいて、私たちもお腹がぺこぺこでしたので、フラガ神父様にスペイン料理を一つ教えて頂くことになりました。
近所の方が持ってきて下さったというタコをつかって「たこのガリシア風」

圧力鍋をつかってタコを20分ぐらい良くゆでるそうです。その後むいたジャガイモを入れて、またジャガイモが芯がなくなるまでゆでます。ゆで終えたらタコを小さく一口大に切って、ジャガイモと盛りつけます。(汁は使いません!!あくですから?)

そして、にんにくのみじん切り、パプリカたくさん、オリーブオイルもたっぷりかけます。最後にお塩を振りかけて、あ!バルサミコも、たっぷりかけます。

「たこのガリシア風」のできあがり。
おいしそう!!いただきます。タコも柔らかくて、バルサミコの酸味がきいてとってもおいしい!!。オリーブオイル浸るぐらいかけたけど、全然油っぽくなく、むしろあっさり。本当に不思議なオイルですよね。血糖値を下げると西洋では医療に使われたりするようですね。町の方が大きなオリーブオイルの缶を買ってきて下さるそうです。本当に町の方が良くして下さると感謝していらっしゃいました。私たちもこんな素敵な恵みをいただいて、感謝です。

これが、神父さまの料理本です。
挿絵もとっても素敵!!池田宗弘さんという有名な版画家だそうです。
ひとページひとページ版画とお写真が載せられて、見ているだけでも楽しくなります。
お料理もシンプルで、誰でも作れるよ〜とおっしゃっていました。どれも素材を生かした料理で、スペインの風がふ〜と吹いてきそうです。是非挑戦してみたいです。皆さんも是非。

聖堂にて
神父さまといろんなお話をしました。日本語も上手ですし(考えて見ると私よりも日本にいる時間が長いですね)。一番驚いたことは、神父さまなんと82歳ですって。なんてお若いのでしょう。そして神父さまが神父様になられた教会が私が洗礼を受け、結婚式を挙げた教会と同じでしたのでこれもまたびっくりさせられました。なんだか感激で涙があふれてきました。

突然の訪れにもかかわらず、大変なおもてなしをして頂いて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
神父さまの優しさと笑顔、たこのガリシア風の味、心の中の大切な宝箱に。
いつまでも手を振って下さった神父さま。
愛にあふれた時間を本当にありがとうございました。

神に感謝。


About

空からの恵みや小さな幸せを紡ぎ、音楽・デザイン・映像制作をしています。チェレステとはイタリア語で天空という意味があります。


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