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彩の国さいたま芸術劇場の音楽ホールで、10月2日

学生の頃の恩師、井上善策先生と奥様の美紗子先生のジョイントコンサートを見に行きました。

もう80歳になられた善策先生ですが、美しい声はまるで変わりなく、輝きが増した素晴らしい歌声に感動しました。また美しい立ち姿の美紗子先生の美しい声の響きが会場に澄み渡り、力強さと華やかさのある素敵なコンサートでした。外国の歌には、日本語に訳した詩をひとつひとつ読まれ、学生の頃、歌の試験とは別に、詩の朗読の試験もあり、歌を歌ううえで、音楽の事だけでなく詩を大事にする先生の事を思い出しました。

「この年になってやっと歌の喜びがわかり身にしみるようになった」と言われる先生のうれしそうな目に、先生の歌を愛する純粋な心に出会えた気がしてとってもうれしかったです。

また、門下の先輩たちにもたくさんお会いすることができ、とっても懐かしくうれしい時間でした。

「もっとたくさん歌わなきゃ駄目だよ~忘れちゃうよ~。」その言葉にまたしみじみ。声楽は日々の訓練、また人前で歌う事をしなくなるとすぐにその感覚を忘れてしまうのです。どの世界も同じですが、歌に身を捧げる先生からの貴重なお言葉がこころに響きました。

 

「心があればどんな歌も良い歌になるんだ、心を込める事」そう最後語った言葉が、ずっと頭の中でぐるぐる。簡単なようで本当に難しい心を込めること。でも一番大切な事。先生のレッスンではそれがいつも一番の教えでした。演奏を完成させることに夢中になり、すぐに心がどこかへ行ってしまいがちですが、心がないと何もかもが無になる事を改めて感じました。

 

素晴らしいコンサートをありがとうございました。

夫婦で歌われている事にもまた励みになりました。

チェレステ楽団も夫婦二人でまだまだこれからも頑張って行きたいと思います。