北海道から、今回は秋田で船を降り、日本海側をひた走ることに。
新潟まででなくてよかった。
大変な船酔いで、もうぐったり。
道の駅を見つけては、地に足をつけて休憩です。
小出郷文化会館15周年記念ライブピクニックに参加するために、また魚沼へと向かいます。
時間に余裕がないため、いろいろな行きたい場所をチェックしながらも、ただ海を見ながら素通りしてゆきます。
ただ、山形県の鶴岡という町にだけ寄らせていただきました。
北海道の花田家での話を前にブログで書かせていただきましたが、
私にとってこの町は、ちょっとした秘密の場所。
残された物など何もないけど、みんなみんな消されてしまったけど、
語り継がれてゆく小さな恋物語。
なぜか心がわくわくしてきます。


残された少しの資料、点在するゆかりの建物から、町の空気から、いろんなことを想像して、なんだか小説家になったかのような気持ちになります。
でも、素敵なことばかりではありません。
いろんな立場の方が、いろんな思いで過ごしているから、、、。
私たちの存在すら、いやに思っている人もいるかもしれません。

でも歴史はなんと曖昧であやふやで、、、
本当のことなんて誰にも分からないものばかり。

「大切なものは目には見えない。」

そういったサンテクジュペリは、どんな思いで空へ消えて行ったのか。
小さな恋物語のあの二人も、どんな思いでこの地を去っていったのか。
誰にも分かりません。
でも、彼らが残していった大切なものは消えることなく誰かの心の中に。


鶴岡の町で、もう一つ素敵な場所があります。


鶴岡カトリック教会。
真っ白な壁に赤い尖塔の小さな教会は
1903年に献堂された木造瓦葺のバジリカ型三廊ロマネスク様式で、
1979年国指定重要文化財に指定されたそうです。
子供たちの無垢な笑い声を見守るように、幼稚園の中にひっそりとたたずんでいます。


聖堂の中。
イエス様の後ろにちょうど太陽が輝いて、柔らかな金色の光に照らされる聖堂内。
聖フランシスコ・ザベリオと聖テレジアの聖遺物が安置されているそうです。
やさしさに包まれて心が落ち着いてゆきます。


天主堂の窓絵
窓ガラスの内側に描いて外側に透明ガラスを設け二枚のガラスで挟んだ「貼り絵」。
高価なステンドグラスに代用して描かれたそうですが、日本の教会で唯一の窓絵だそうです。


黒い聖母
明治36年フランス・ノルマンディー州のデリブランド修道院から寄贈された聖母像。
初代主任司祭ダリベル神父の手紙には「聖母マリアのご像は私の国ノルマンディーから来ました。ノートルダム・デ・ラ・デリブランド或はノートルダム・ラボラトリエといい、日本語で御助けの聖母であります。よく御助けを願うとき、きっとかなえられます。私はこのマリア様のところに幾度も行きました。日本に来る前にそのご像の前でミサをあげてノルマンディーを出ました」と書かれていたそうです。日本では例を見ない聖母像だそうです。
なぜマリア像の顔が黒いのかはいくつかの説があるそうです。

イスラエルの娘たちよ
私はケダルの天幕のように
サルマハの幕屋のように
黒いけれども美しい
私の焦げた色に目をとめるな
私は陽にやけた
(旧約聖書のソロモン雅歌)

目を閉じて静かな時を過ごしました。
大切なものは心の中に

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「夢のつづき」

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