20170612 - 84.jpg
風蓮湖と春国岱
根室にやって来ました。朝起きると真冬のような(九州では)寒さで、体操をしていると手が霜焼けになるほど。急いで車で帰ってあったかい珈琲をいれて暖を取りました。
根室の道の駅から風蓮湖が眺めることができ、夫婦のタンチョウが仲良く歩いていました。タンチョウは生涯同じ相手と暮らしているそうです。そういえば、見かけたタンチョウはいつも2羽だったなあ。眺めているとあったかい気持ちになります。
秋と早春には5000羽以上の白鳥が中継地として飛来してくるのだそう。風蓮とはアイヌ語の「赤く染まった水」という言葉から名付けられたそうです。そう言われてみれば少し赤いですね。
20170612 - 86.jpg
春国岱のネイチャーセンターに立ち寄ると、望遠鏡で野鳥を観察できます。でもこの日も風が強く寒いのであまり見られませんでした。でも素敵な布で作った仕掛け絵本が置いてありました。ボランティアの方が作られたのだそうですが、とっても凝っていて可愛くて、夢中で眺めてしまいました。
20170612 - 85.jpg文字も刺繍されていて本当に上手に作られていました。
子供も大人も楽しめます。素敵すぎる!
20170612 - 88.jpg
春国岱の遊歩道。
風蓮湖と外海を仕切る陸地は、砂が堆積したもので、砂丘上にできた世界で2例しかないアカエゾマツの純林があるのだそうです。
あの左向こうの方ですね。
あまりの寒さと、風に吹き飛ばされそうで、、、。
20170612 - 90.jpgアカエゾマツの純林まではたどり着けず、断念して戻ってきました。風が吹き抜け遊歩道から落ちてしまいそうです。
でも、とっても美しい眺めでした。
20170612 - 91.jpg鳥さんが上手に空を舞っています。
いいなあ。私も飛べたなら、、、。
20170612 - 93.jpg花咲灯台と車石という所に行きました。
20170612 - 94.jpg
「海が青くて綺麗ですね。」トシオさんも張り切って歩きます。
20170612 - 97.jpg
わ〜まるでアイルランドのジャイアンツ・ゴーズウェイのようです。(行ったことはありませんが)
日本じゃないみたい〜。
20170612 - 100.jpg
波が高く飲み込まれそうでした。
20170612 - 99.jpg不思議な形をした岩たち。結晶が生えたよう。右奥が車石。車輪のようにもタンポポの花びらのようにも見えます。
20170612 - 101.jpg
海も青く澄み渡っていて、思っていたよりずっと素敵なところでした。
20170612 - 102.jpg
車に戻ると、緑の車が、、。チェレ号そっくり。思わず手を振ってしまいました。トシオさんがいても立ってもいられず、話しかけると、車の中を見せてくれました。チェレ号と違いちゃんとしたキャンピング使用で、調理台もガス台も水道も付いていて素敵でした。もう15年も乗っているそうです。
20170612 - 105.jpg
記念にお写真。大きいなあ。私たちが小人になったような気持ちがします。根室に住んでいるそうで、色々教えていただきました。ありがとうございました。
寒いのでこのまま根室を去ろうと思っていたのですが、お知り合い出来て根室が好きになりもう少しいることに。せっかくだから根室の先端納沙布岬へ行くことにしました。
20170612 - 110.jpg
納沙布岬 
20170612 - 109.jpg
うー海風が冷たいよ。ダウンジャケットの上にレインコートまで着込んでも寒いです。
海の向こうにうっすらと北方領土が見えるような。ガスがかかっていて見えにくいです。
澄み切っている日には、北方領土や知床の山々まで見えるそうです。
20170612 - 107.jpg四島の架け橋
20170612 - 108.jpg希望の鐘
 

北方領土のことは戦前祖母の家族が住んでいて、戦争の時に北海道に戦火を逃れて帰ってきたこともあり、昔から気になっているのですが、どんなことになっているのかはよくわかりません。何が本当なのか、、。いろんなことが言われているので、、。もともとはアイヌの人たちが暮らしていたのですから、いろんなことが絡んでそうで、なんとも難しいです。国って何でしょうね。人々は皆平和でありたいし、人種に関係なく心さえ通じれば友達になれるのにどうして争ったり奪い合ったりするのでしょう。もっとシンプルに同じ人間として、相手を思いやりながら、美しい大地を共に守り育ててゆくにはどうしたらいいかを考えていくことに心を使いたいです。色々と考えさせられるの納沙布岬でした。

20170612 - 111.jpg
それにしても根室の大地は見たことがない世界で大好きでした。
どこまでも広く目の筋肉ががふわっとほぐれる感じです。
20170612 - 112.jpg
牛さんが集まっています。何だろう。おやつの時間かなあ。
20170612 - 113.jpg
あーひろい。
20170612 - 115.jpg
こんな湿地もいっぱい。空より青い水。20170612 - 117.jpg
開拓使根室牧畜場の跡地の明治公園。
戦前に建築された3基のサイロがありました。いずれも国の登録有形文化財に指定されているそうです。
20170612 - 116.jpgこんなに大きい。
冬に青草などの不足に備えて、サイレージ(飼料を乳酸発酵させたもの)を作り貯蔵するためのものだそうです。
牛さんはよく食べるからね。寝ているか食べているか、、、。私も最近良く食べます。北海道の食べ物が美味しすぎて、二人分作るのはいつも多くなってしまうのですが、お家だと残すところが、保存がきかないからと言いながらぺろっと食べてしまします。おかげで、去年激やせしていたのがすっかり元に戻って、さらに、、、。ああ気をつけないと、車が狭くなってしまう。
20170612 - 118.jpg

この日、出発した風蓮湖に帰ってきました。夕日が美しい。根室に来てよかった〜。素敵な景色や出会い、歴史にと、思い出深いものとなりました。それにしても寒い!!この日の夜は2℃ほど。アルミの毛布を巻いて寝ました。

 
20170612 - 83.jpg
今回の北海道の旅は湿地がメインになってきたようです。
湿地の景色が二人とも大好きだから小さな池や川を見つけては、車を止めて楽しんでいます。
知床半島を離れ、別海町というところにやってきました。
ここには野付半島があって、日本最大の砂嘴(海上に長く突き出た形状の砂が堆積して出来た半島)なのだそうです。
先端まで行くのはかなりの距離がありそうです。
全然野付半島のことを知らなかったので、とりあえずネイチャーセンターまで立ち寄ろうと、車を走らせました。
20170612 - 82.jpg
白い木々は、海水に侵食されて立ち枯れしているミズナラ。
幻想的な雰囲気です。
20170612 - 81.jpg
ネイチャーセンターの先にはトドワラというトドマツの立ち枯れしたこの世の果てと言われるような、不思議な光景が広がっているそうです。ミュージシャンや映画などの撮影現場にも使われていたりするそうで、風変わりな写真がとられそうですね。でも1.3キロもあるそうで、ものすごい風と寒さのなか歩いて行くのには覚悟が必要そう。病み上がりのトシオさんには酷なので諦めました。
また、お天気の良い時、そしてたくさんお花が咲いている時に出直したいです。それにしても今も侵食が進んでいるので、その光景も見られなくなるかもしれないそうです。元に野付半島の先には、「幻の町キラク」と呼ばれている場所があって、江戸幕府が国後島への交通の要所として野付通行屋を設置し、対岸にはニシン行のための番屋が立ち並んでいたそうです。そんな華やいでいた時代があったなんて、、。夢のような本当の話。そんな時代を知っている木々も今や枯れ果て、そのうちに消えていくんだなあ。
また野鳥の楽園で、日本で確認されている鳥の40%がここで確認されているそうです。鳥もあまり風が強いと鳥は隠れてしまうそう。冬も氷や雪の上を歩いたり、流氷に乗って夏とはまたちがう動物に会えるようなので、冬もいいなあ。
やっぱりまた来ないとなあ~。とっても魅力的な半島でした。
それにしても、寒いなあ~。
 
 
20170612 - 76.jpg
前日とは打って変わって、お天気が急変。知床連山が霧に覆われています。
そしてとっても寒い~。
今日は知床峠を越えて、羅臼の方へ向かいました。
20170612 - 77.jpg
晴れていたら美しい景色が広がっているんだろうなあ~。でもしょうがない。霧もなかなか幻想的。
でも、あんまり風が強く寒く冷え切ってしまったので、途中「熊の湯温泉」といいうところに寄って行きました。
無料の温泉ですが、混浴ではなく男女別だったので良かった。いつもは賑わっているそうですが、女性の方は始めと終わりに以外は貸切状態で、のんびりできました。でも温度調節が難しく、上の方が熱湯になってしまうので、かき混ぜながら入らなければならず、あんなに冷え切っていた体も、汗をたくさんかくほどに。とってもあったまりました。
20170612 - 78.jpg
羅臼に着くと、少し天気が回復して国後島がかすかに見えました。
20170612 - 79.jpg
眺めていたら、、、。
鳥さんに、、。ああせっかくお風呂に入ったのに、、。
トシオさん共々、かぶってしまいしょんぼり。
来運がやってきたね。でもこれで運がついたからきっといいことがあるはず。
トシオさん前向き!
さあまた温泉を探しますか。
 
20170612 - 56.jpg
知床自然センターに行くと茨城のお家の近くから来たという職員さんがいらして、いろんなお話をしてくれました。同郷の人がいると嬉しいですね。
知床の自然のレクチャーもとっても勉強になりました。
20170612 - 57.jpg
自然センターの森へ入ると、早速鹿さんが出迎えてくれました。
20170612 - 58.jpg
木の幹に隠れて、トシオさんを見守っているようでした。
どうぞ気をつけてね~。
20170612 - 59.jpg
森を歩く時には熊よけにスレイベルをいつも携帯するようにしています。
楽器がこんなところで役に立つなんて。

20170612 - 60.jpg

森を抜けると広い熊笹畑。

20170612 - 61.jpg

あそこにも
20170612 - 62.jpg
こちらにも鹿さん。

20170612 - 63.jpg

としおさんも。
すっかりお腹も良くなったのか、とても楽しそう。
20170612 - 66.jpg
フレペの滝まできました。


20170612 - 65.jpg

右端のちょろちょろ水が流れているのがフレペの滝。
ちょろちょろが乙女の涙のようなので乙女の滝とも言われているそうです。
20170612 - 67.jpg
展望台で一休み。

自然センター レクチャーでのお話をトシオさんと語り合いました。

知床の自然が世界遺産になったことも、原生の森だからではなかったことも初めて知りました。昔本州からの移民で開拓をした人たちがいて、かなりの広さが田畑になっていたのですが、あまりの自然の厳しさからその町から人がいなくなり、そのまま残されていたそうです。その跡地を利用して一大観光の開発をしようと、元首相の田中角栄さんが推し進めていたのですが、その時の市長さんが、開発により美しく豊かな自然が失われることを恐れ、開発を押しとどめ、その田畑の跡地を自然に戻そうと、国中の人々に寄付を募ったそうです。すると5億円の寄付金が集まり、自然に戻すプロジェクトが始まったそうです。まだまだその過程で、自然の循環を取り戻すのは、本当に大変なことを知りました。世界遺産になった一番の理由はそんな人々の思いだったのですね。素敵です。日本中でその取り組みが行われたらどんなに素晴らしい日本に帰ることができるのだろう。日本ほど美しかった、そして変わってしまった国はないのではないのでしょうか。でもここでそれができるのであれば、勇気を出してどの町もそれができるはずですね。とても希望が湧きました。
20170612 - 68.jpg
広いなあ。
20170612 - 69.jpg
ポツン。壮大だなあ。
20170612 - 71.jpg
森に帰るとまた鹿さん。
20170612 - 72.jpg
美しい森をありがとう。
20170612 - 73.jpg

この日は最後に、夕日が綺麗に見られるという夕陽台に行きました。

雲が海の上を覆って微妙な夕日っぷり。でももしかしたら、、。
20170612 - 75.jpg
しばらく待っていると、雲のと海の間すれすれで夕日が顔を出しました。
写真では伝わらないのが残念ですが、それはそれは美しい美しいサーモンピンクの光でした。
神に感謝。
 
20170612 - 40.jpg
知床五湖に行きました。といってもまだトシオさんが本調子ではないので、長時間の森散策は諦めて遊歩道を歩くことに。
それでも美しい湖で水面にくっきりと逆さ連山を見ることができました。美しいね。
知床連山を背に原生林に囲まれた五つの湖は神様が指をついてできたという伝説を持つそうです。
20170612 - 37.jpg
湿地に小さな水溜りがたくさんあります。

20170612 - 35.jpg

青い水面がハート型のようでかわいい。

20170612 - 36.jpg

しかし、この日はお天気が良すぎて真夏のよう。昨日はあんなに寒かったのに。観光客もみんなひいふー言っていました。
知床の夏はものすごい人の列で大変だそうです。山歩きのガイドさんもツアーがごっちゃにならないよう、時間配分をしながら案内しなければならないので夏は大変だそうです。数十分の道も何時間もかかりそうですね。写真を撮るのにみんな必死だそうで今日はスカスカなので一人で悠々と記念撮影。よかった。
 
20170612 - 45.jpg
カムイワッカの滝
知床五湖から、舗装されていない道をかなり走っていくと楽園のような場所でがありました。
温泉の川です。うそーと思っていたけど本当に温泉でした。
20170612 - 47.jpg
滑らないように気をつけて、滝を登って行きます。
20170612 - 48.jpg
滝つぼまできました。
あーもうこの中に浸かりたいなあ。
強酸性のお湯なので、ぴりぴり少し刺激がしますが、川の水と混ざっていい具合。
皮膚炎やアトピーには良いようですよ。
20170612 - 49.jpg
トシオさんも一緒に。
20170612 - 51.jpg
上から下を見るとちょっと怖い。足元もぬるっとするので、帰り道の方が危ないかも~。
20170612 - 52.jpg
夏だったら水着着てバシャバシャ入りたいところですが、、、。北海道にはブヨがたくさんいるのでやっぱり足をつけるぐらいしかできないかなあ。それでも大分癒されます。あー楽しいなあ。
20170612 - 54.jpg
この川も、少し濁っているようです。
この先に岩尾別温泉という秘境の温泉宿があるそうですよ~。
森がキラキラ輝いて、何て素敵な景色。
 

チェレステ楽団
太宰陽子の BLOG
「夢のつづき」

blog-yoko

ピックアップ記事

IMAGE 摩周湖の青
2017.06.05

IMAGE 春の光の中
2013.04.04