20170719 - 1.jpg
朝早くの金森レンガ街。

昼間や夜は人がたくさんですが、 朝は近所の人の犬のお散歩ぐらいしか見かけず、前日の花火が嘘のようです。あのレンガの建物に金森ホールというホールがあって、初仕事のミュージカルの舞台で出演したホールです。本当に夢中で駆け抜けた舞台でしたので、全く面白いほど覚えていなくて、ただ、この同じ建物内で一年中クリスマスをしている博物館のことだけ覚えています。その世界が素敵で、おもちゃが可愛くて、オーナメントも可愛くて、お土産とご褒美にいろいろ買ったのを覚えています。今は、もうないのかな。クリスマスの世界の印象で、すっかり舞台のことが記憶から消えてしまっているなんて、、。お恥ずかしい。でもその舞台もとても素敵な舞台でしたよ。「ファンタスティックス」という舞台で、オフブロードウェイの作品だそうで、ニューヨークではずーっとロングランで公演されているそうです。舞台の上に小さな舞台があって、自分の演技が終わると、楽屋に帰ることなく小さな舞台の後ろへ引っ込み、そこが楽屋になり、ずっとお客さんから見えるという面白い演出で、お話も曲もとっても素敵でした。そしてなんと伴奏はピアノとハープのみ。あのハープの響きが本当に印象的で歌っていても演技をしていてもうっとり聞き惚れていました。私のハープとの初めての出会いですね。ハープ奏者の今道さんという方が大変素敵な方で、よくお話しさせていただいたのを覚えています。その時にハープへの憧れが芽生えていたのかもしれません。ミュージカルのお仕事をしていたけれど、役者さんよりも楽隊の方と仲良くさせていただくことのほうが多く、その出会いや思い出が今の活動に生かされているなあと感じます。

思い出いっぱいの素敵な朝に、前日にいただいた修道院のパンをいただきました。
20170719 - 3.jpg
ふんわり小麦の香りが優しく香り、ふわふわなのにずっしりとしているパン。かまどで焼かれている貴重なパンは、心まで癒され朝の目覚めを助けてくれました。大地の恵みに感謝。
20170719 - 4.jpg
天使ミカエルの像
風が吹き抜ける気持ちの良い日で、練習を終えトラピスト修道院と反対の方向にあります女子修道院のトラピスチヌ修道院に行きました。
門を抜けると、天使ミカエルが凛々しく迎えてくださいました。
20170719 - 6.jpg
そして慈しみの聖母マリアさま。全てを受け入れてくれるおおらかな両腕に、心が救われます。
20170719 - 7.jpg
ルルドのマリア様。
私たちの恩人であり、大好きな方が、今病気で入院されています。どうか、マリア様の慈しみの心であの方の傷を癒してください。
20170719 - 9.jpg
聖テレーズの像
北海道の旅をしながら、10月の東京の関町教会での聖テレジア祭に向けての曲作りをしていました。ずっと聖テレーズの自伝を読み返し、読めば読むほど、小さき道へ進まれた聖テレーズの心が身にしみて、時々涙しました。小さな音楽の道を進む私たちが、神さまの道具として導かれますように。
美しいレンガの洋館の修道院。
20170719 - 11.jpg
耳をすますと、お祈りの歌の声が聞こえてきました。バラの花の奥には聖ジャンヌダルクの像が。聖テレーズに聖ジャンヌダルク。フランスの旅を思い出します。もうあれから二年も経ってしまったのですね。早いものです。
20170719 - 12.jpg
青空にバラの花が咲き乱れていました。風が吹いて花びらがはらはら舞っています。「バラの雨を降らせましょう」聖テレーズの歌声が聞こえてきそうです。どうかどうか、災害に遭われ悲しみの中にいる人々、病気で苦しんでいる方々をお救いください。心から平和をお祈りして。
20170717 - 23.jpg
函館山より。
集中豪雨に見舞われ、北海道各地で被害が起こっていた16日、函館もものすごい豪雨でしたが、素敵なご夫婦のおかげで安心して過ごすことができました。お昼過ぎると雨も上がって、晴れ渡る空が戻ってきました。気持ちが良さそうでしたので、函館山に車で登ってみました。
20170717 - 24.jpg

わ~見晴らしがいいです。風も吹いて気持ちがいいです。ここのところ暑くて体が疲れ気味でしたが、すーっと解放された気持ちです。今日は花火が上がるので、天気になってよかった~。きっと素敵な夜になりそうです。ここから花火を眺められたら最高なのですが、交通規制で車が止められないので、下山しました。花火まで時間があったので、街をぶらぶらお散歩。

20170717 - 26.jpg
愛らしいお店の奥にハープが置いてあるのを見つけて、ふら~っと引き寄せられました。
20170717 - 27.jpg

わー大きなアイリッシュハープ。日本製で青山ハープのようです。「誰かハープを弾かれるんですか。」興味津々です。このハープは知人に置かせてくれと頼まれているのだそうです。少し触らせていただきました。さすが響きが私のハープとはまるで違い、重厚で甘い響きです。

20170717 - 28.jpg
お店のお孫ちゃんがやってきて、恥ずかしながら「きらきらぼし」を演奏してくださいました。とっても上手でした。本当にいい音です。こんな小さな時からハープとお知り合いになれて羨ましいまあ。きっとハープ奏者になるんじゃないかなあ。素敵な演奏をありがとう。
20170717 - 29.jpg
ギャラリーには、アンティークや教会をモチーフにした素敵な雑貨、不思議な天体の雑貨など興味のあるものがたくさん。お店のご主人もとても素敵な方で、またいろいろお話がしてみたいなあと思いました。素敵な時間を大変ありがとうございました。
20170717 - 30.jpg

カトリック元町教会も明かりが灯され素敵な雰囲気。

20170717 - 31.jpg
函館の明かりは、レトロなオレンジ色。どの建物も低く、電車が街を走り抜けたりして、まるで昭和の時代にタイムスリップしたような気持ちになります。
20170717 - 32.jpg

車の駐車場に戻ってきました。ネットで下調べをして、観光客用駐車場からの眺めがよいそうなので、そこに駐車していたのですが、なんと、私たちの車の屋根上のテントから花火がばっちり見えました。特等席です。人目も気にせず、贅沢にディナーをしながらゆっくり眺めました。

2017-10-36-16.jpg
2017-10-35-30.jpg

クライマックス。北海道の夏の思い出の最後に、大きな花火が上がりました。今日は本当に素敵なことばかりで奇跡のようです。神に感謝!!

 
20170717 - 19.jpg
トラピスト修道院への並木道
函館にやってきました。16日に函館で花火が上がることを知って、急ぎ足で函館にやってきました。16日はちょうど日曜日でしたので雨が降っていましたが、朝、函館の隣の北斗市にありますトラピスト修道院の敷地にあるカトリック当別教会に日曜日のおミサに行きました。
20170717 - 9.jpg
カトリック当別教会。

修道院の神父さまによって行われるおミサ。聖堂内は真っ白の壁にちいさなステンドグラスの小窓がたくさんあって可愛らしかったです。全て歌によって進められていくおミサは大変美しく、み言葉が心に聖堂にやさしく響き、心穏やかにお祈りができました。またオルガンの響きがなんて美しいのだろうと思っていましたら、演奏されていた方は日本で5本の指に入るほどの経歴を持つオルガニストの修道士さんで、当別教会でオルガンを弾ける人がいないので、ミサのために伴奏をしてくださっているそうです。ひっそりとささやかに美しい響きを奏でる姿が印象的で素敵な思い出になりました。また奉納のお手伝いまでさせていただいて、大変心が充実しました。

20170717 - 10.jpg
おミサが終わると、雨が上がっていました。マリア様のお恵みでしょうか、教会の方にお声をかけていただきました。茨城県から来たことを告げると、その方は、修道院のお手伝いをしている方で、修道院の礼拝堂を案内しましょうかと言ってくださいました。

トラピスト修道院は男性の修道院なので、普段は女性は入ることができません。関係者でない一般男性も見学希望の申し込みをし、往復ハガキでのの手続きをしなければならず、旅人には難しいかなあと諦めていたのですが、なんという幸運なのでしょう。

20170717 - 11.jpg
修道院の入り口へ。
鐘が二つ。白い塔の中では修道士さんが時間になると紐を引っ張って鳴らしているそうです。昔のままです。
礼拝堂は、撮影禁止なので写真はありませんが、とにかく静寂で、祭壇の上の真っ白な壁に舟越桂さんの作品のマリア像が掛けられ、その眼差しがやさしく聖堂を包み込んでいました。腕まくりをされているマリア様は、お仕事をされている姿であり、働くこともまた神様のお恵みとされていることを教えてくださいます。木でできたパイプオルガンもありました。四年前、お知り合いになった修道士さんが時々修道院案内の時に弾かれていたそうです。実はその方にお会いしたくこの教会に訪れてみたのですが、その方は大分の修道院に移られたそうで今回はお会いすることができませんでした。でもまた違った素敵な出会いでこの場所で、その修道士さんの聖なるオルガンの響きが染み渡る聖堂にお寄りすることができ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
20170717 - 12.jpg

教会の方と。五十年も修道院のお手伝いをされているそうです。修道院の敷地の中にご自宅があり、生まれた時からこの敷地で育ったそうです。ご両親も修道院とともに暮らし、8人姉妹で、修道女になられたお姉さまもいらして、まるで聖テレーズの家族のようです。神様の恵みの中での暮らしに心がいつも洗われ、心穏やかに幸せに暮らしているそうです。なんて素敵なのでしょう。この出会いとお世話になりましたお礼に修道士さんにお渡しするはずだったCDをちょうど持っていましたのでお渡しすると、以前にお会いした修道士さんが私たちのクリスマスのCDを修道院の食堂で流していただいたお話を知ってくださっていて、なんだかとても嬉しくて涙がこぼれそうになりました。

雨がまたたくさん降り出し、「もしお時間ありましたら、お家に寄りませんか。」とお誘いいただいて、雨宿りに寄らせていただきました。お家は本当に修道院のすぐそばで、お花やお野菜の植えられたお庭の向こうは、修道士さんの牧場が広がっていました。そして修道院やお庭で取れた昔ながらの無農薬栽培のお野菜をいろいろ味見させていただいているうちに、すっかりご馳走になってしまいました。
20170717 - 14.jpg 20170717 - 16.jpg 20170717 - 17.jpg

ルバーブのジャムをはじめていただきました。甘酸っぱくて美味しい!修道院のヨーグルトと一緒に。修道院では自給自足の生活で、昔のままの調理法でお料理を作られるそうです。ご飯もパンを焼くのもかまどで火を焚いているそうです。唯一女性でキッチンに入ることのできる奥様は修道士さんのお食事やクッキー作りなどのお手伝いをしているそうで、焼きたてのクッキーやバター飴、パンやお野菜を帰りにもたせてくださいました。なんというお恵みなのでしょう。感謝の気持ちで胸がいっぱいです。

20170717 - 18.jpg

旦那様は、九州の出身の方で、まだ中学生ぐらいの頃、貧しかった家を出て、北に向かって各地を歩き、本で読んだこのトラピスト修道院に2月の雪の中、函館駅から徒歩で修道院へ行き扉を叩いたそうです。その頃の修道院の院長様が大変心の広い方で、クリスチャンでなかった旦那様を快く受け入れて、修道生活をさせていただいたそうです。「未だに修道院に足を向けて眠ることができない。今があるのは修道院のおかげ、本当に感謝している」と語る旦那様。修道院とつながりのあった奥様の家族のお家に訪問しているうちに、奥様と仲良くなり修道士ではなく、結婚の道を選ばれたそうです。本当に心穏やかなお二人。こんな人生もあるんだなあと驚いてばかりです。「窓の外に見える景色が、四季折々美しい姿を見せてくれるので、見飽きることがないんです。修道院のお仕事は大変ですが、いつも神様のお恵みをいただいています。どこにも行きたくない、素朴な暮らしですが、すずっとここにいたいのよ。」あ~何て素敵な響き。旅人の心をぐっとわしづかみです。そんな暮らしを私も見つけたい。こんな素敵なご夫婦にお会いし、こんな素敵な暮らしを見せていただけて、、、。心の中で何かが変化するのを感じました。暮らしの形は違っていても、神様にお仕えする暮らし、私たちの音楽も旅の生活もそうでありたい、、。

修道院は昔は修道士が60人ほどいたそうですが、今は20人ほどしか暮らしていないので、いろいろお手伝いが必要なのだそうです。牧場も畑もバターやパン作り、観光用のおかし作りなどなど修道士だけでは手が足りないのでいろいろ掛け持ちでお手伝いしているそうです。修道院は全て手作業による自給自足の暮らし。便利な世の中になって、なかなか修道士の厳しい暮らしを希望する人も減ってしまったようです。時々心に悩みを持った方が癒されに訪れるそうですが、修道院は神様にお仕えするお仕事。共同生活の厳しい暮らしの中で、神様に寄り添い、世の中に奉仕し、希望を持って明るく暮らして行ける人でないと難しく、修道院に入っても逃げ出してしまう人が結構いるそうです。修道院も教会も人が減っている現状、、。人の心は混沌とした世の中に溺れ、都会に人が集中し、災害や戦争が各地で起こり、悲しみ憎しみにあふれる今こそ、祈り、自然に寄り添う素朴な暮らしが必要になってくるのではないかと思います。腕まくりをしたマリア様。北海道の自然は厳しいけれど、愛情を忘れず、大地に感謝して生きぬくご夫婦のお姿が重なって見えるようです。いろいろなことを考えさせられ心に残る時間となりました。

本当にありがとうございました。函館がまた特別な場所になりました。この出会いに感謝。
 
20170717 - 1.jpg
羊蹄山の麓にあります京極で湧き水汲みに行きました。北海道の湧水といえばここだと口を揃えてみなさんおっしゃいます。本当に美味しいお水。道の駅になっているし、遊歩道や公園もあって楽しく過ごせる場所だけあって、たくさんの人で賑わうので、朝早く水汲みに行きました。冷たいお水が流れているので、とっても涼しい~。ここのところ北海道にしては本当に暑い日が続いているので、体がほっと安らぎます。
20170717 - 2.jpg
今回の北海道最後の水汲みになるかなあ。
20170717 - 4.jpg

澄み切った水に癒されます。北海道遺産のこの素敵な場所は、中国企業に買われてしまって、中国人の管理になっていると聞きました。中国の観光バスがものすごくやってきます。だから水を汲めないわけではありませんが、なんだかとても残念と北海道の人たちはがっかりしています。そんな場所がいくつかあって日本がなくなる~と心配になります。でももともとは北海道はアイヌ人のところで日本人が略奪した歴史がありますし、元をたどればきりがなく、みんなかみさまの恵みです。みんなひとつの地球に住む家族。誰のものなど決めずに、みんなで恵みに感謝し分かち合えるような世の中こそが、平和な世の中なのかもしれません。生きているうちにそんな日が来ることがあるでしょうか。

20170717 - 5.jpg
ジャガイモ畑がいっぱい広がっていました。お花が咲いてきれい。でも新ジャガは今回の旅では間に合いそうにないなあ。
20170717 - 6.jpg
羊蹄山が今日は霞んでいます。霞を集めた雲がまるで鳥が飛びだっているかのよう。
 
20170715 - 84.jpg
積丹で温泉に行ったついでに、贅沢にウニ丼と海鮮丼を頂いちゃいました。
外食でいちばんの贅沢です!!札幌のこうちゃんが積丹ならうにでしょ。今がいい時期だよ~と教えていただき、思い切っていただきました。
トシオさんの海鮮丼にはアワビや甘エビ、白身の魚などこちらも豪華でした。
20170715 - 85.jpg
半分食べちゃったけど、、。とろり甘いうにに感動です。
20170715 - 86.jpg
夢中すぎてゴメンなさい。小さなサイズでしたが、美味しいななつぼしのご飯にたっぷりのせられて、北海道満喫です。
トシオさんのアワビもコリコリして甘くって、久しぶりに美味しいアワビをいただきました。子供の時、家族で海水浴に行くと、うにやアワビをとってそのまま食べていたのを思い出します。それはそれは美味しかったけれど、今では貴重な体験です。、、。今は気軽にとることが出来ないし、きれいな海も少ないし。このうにもあの美しい積丹ブルーの海だからこそこんなに美味しいんだなあ。自然を大切にすれば、いつでも美味しいものが食べられる。特別でなかったことが特別になってしまった世の中。便利なようで不便がいっぱい。いろいろシンプルに戻していかなきゃね。